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長嶋監督復活?!北京五輪野球はこうなる(2ページ目)

サッカーW杯の裏で、「長嶋監督擁立」を巡ってにわかに北京五輪野球の話題が持ち上がっている。北京五輪野球のアジア予選・世界予選・本戦のしくみなどを解説する。

執筆者:コモエスタ 坂本

世界最終予選


世界最終予選の詳細は決まっていないが、2008年3月の開催になりそうだ。また、アメリカなどの遠方開催になることが予想される。世界最終予選に出場するのは8チームで、内訳は以下の通り。

アジア=2   地区予選2位・3位チーム
米大陸=2   地区予選3位・4位チーム
欧州=2    地区予選2位・3位チーム
オセアニア=1 地区予選1位チーム
アフリカ=1  地区予選1位チーム

上記の8チームを2つのリーグに分け、それぞれの1位チームと、2位チームのうちのいずれかが本戦出場ということになるだろう。仮に日本がアジア予選を1位通過できず、世界最終予選に回った場合の、世界最終予選出場国の一例を挙げてみよう。

(例)日本・台湾・メキシコ・カナダ・イタリア・フランス・オーストラリア・南アフリカ

米大陸の各チームがどの程度の選手を揃えてくるかによるが、この世界最終予選は意外と難関で、日本のチーム構成次第では足下をすくわれる可能性もあると言っていいだろう。

では次に、アテネ五輪とは方式が変更された北京五輪本戦のシステムを紹介しよう。

北京五輪本戦


これまでの五輪では、本戦出場した8チームが総当たり戦リーグ戦を行うが、北京からは変更される。8チームを2つのリーグに分け、それぞれの上位2チームにより決勝トーナメントを行うのだ。

アテネまでは、各チームが予選リーグを7試合戦ったが、北京では3試合となる。世界最終予選の結果次第では、アジアと米大陸で7枠などという組み合わせも起こり得るシビアな予選リーグだ。比較的楽な相手である欧州枠が、アテネでは3だったのに対して、北京では限りなく1になる公算が高く、決勝トーナメント出場もこれまでになくハードルが高い。

【北京五輪監督は誰か?】→
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