2005年パ・リーグシーズン予想得点と実際
チーム | 安打 | 四球 | 塁打 | 打数 | 予想得点 | 実際の得点 | 乖離 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1336 | 438 | 2111 | 4730 | 725 | 740 | +15 |
ソフトバンク | 1300 | 356 | 2087 | 4624 | 694 | 658 | -36 |
西武 | 1240 | 437 | 1996 | 4611 | 663 | 604 | -59 |
オリックス | 1202 | 376 | 1729 | 4616 | 547 | 527 | -20 |
日本ハム | 1203 | 349 | 1944 | 4734 | 594 | 605 | +11 |
楽天 | 1166 | 347 | 1671 | 4577 | 513 | 504 | -9 |
上記の解説
どうだろうか。簡単な公式にしては案外当たっている、というのが正直なところだ。1シーズンの総得点を求めるのに、試合数などのパラメーターが一切ないし(それは暗黙のうちに打数に収束する)、また複雑な近似式でもない。変数は極端に単純化され、計算は足し算・かけ算・わり算で済むという、はっきり言ってしまえば算数のレベルでシーズン得点が予想できてしまうということだ。
もちろん、これがマネー・ボールの真髄というわけでもないだろう。あまりにも荒っぽすぎるからだ。しかしながら、このアプローチの方法論には大いに注目したい。基礎公式をこの程度まで最適化したならば、ここからさらに近似させる方法は色々と考えつくことができるからだ。
【『マネー・ボール』が唯一絶対ではない】→