プロ野球/プロ野球 関連コラム

楽天野球団の島田亨新社長を直撃インタビュー 「楽天球団社長に聞く(2)」(2ページ目)

2005年のNPB新規参入を果たした、東北楽天ゴールデンイーグルス。「楽天球団社長に聞く(1)」に続いて、楽天野球団の新社長島田亨氏のインタビューの模様をお送りします。

執筆者:コモエスタ 坂本

目標は「もちろん優勝」

--2005年の楽天イーグルスの目標は?

もちろん優勝ですね。分配ドラフトの結果で選手が来ましたが、それがセカンダリーな選手であったとしても、痩せても枯れてもプロアスリートです。過去のデータと同じ働きをするかと言うと、違うと思うんですね。なおかつ今回は球団としても期待されている、ファンも注目している、応援もたくさんされる、そういう状況で130%の力を発揮してくれれば化けるかもしれませんよ。私はむしろ2年目よりも初年度に期待しています。

--「飛ぶボール」や「試合時間が長い」など、ファンからの批判がありますが、楽天球団としてはどういうプレースタイルを望みますか?

ボールの件に関しては専門性が高いのでコメントできないんですが、試合時間に関しては、ファンのためでもありますし、ビジネスの問題なので、できるだけ「読める時間」にしていきたいですね。プレースタイルですが、球団としては、田尾監督がポリシーを決めていくべきだと思います。「ホームマナー」みたいなものは作っていきたいですね。イニング間は走って交替するとかですね。

楽天球団のIT戦略

--楽天球団はITをどう活用してゆきますか?

結論としてはITをやっていきます。ですが、皆さんがイメージされたり期待されているような展開をしていくのではない、と思っています。ホークスさんが打ち上げているような戦略ではなく、あくまでわれわれの基軸は健全経営ですので。

例えばブロードバンドで全ての試合を中継する、となると技術的には可能ですが、インフラ的な面でコストが見合わないという問題があります。例えば1000人限定で配信するとか、ダイジェスト中継などは実施する可能性がありますが。

一方で現時点で黒字が見込めるような事業、またITを使うことによってファンサービスを高めるようなことはやっていきたいと考えています。



関連リンク:
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでプロ野球の関連商品をチェック!楽天市場でプロ野球グッズをチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます