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楽天野球団の島田亨新社長を直撃インタビュー 「楽天球団社長に聞く(1)」(2ページ目)

2005年のNPB新規参入を果たした、東北楽天ゴールデンイーグルス。その運営会社である楽天野球団の新社長、島田亨氏にインタビューし、球団運営やプロ野球スタッフを目指す人たちの熱意などを聞いた。

執筆者:コモエスタ 坂本

ある応募者の熱意

その3人の中の一人は、アメリカのマイナーリーグの球場を50球場全部回ってきて、写真を全ての角度から撮り、試合を見てコメントを書き、球場ごとの冊子を作っているような人でした。一見危なそうに見えるんですけど(笑)決してそうではなく、コモンセンスやビジネススキルはきちんとあって、ただそこだけはもの凄いハマりこんでいて、異様に詳しいわけですよ。

やりたいなら「ハマれ」

--その他にはどんな応募者がいましたか?

例えばマイナーリーグに無給のインターンで3年ぐらい行き、その足でアメリカの大学院のスポーツ課程に入って帰国し、日本の球団で通訳をやっていた人とかですね。いろいろな経験を積んでいるのに、日本では通訳だけやらされていたということで、すごく勿体ない話でした。

アメリカでの経験が日本のベースボールビジネスにそのまま転用できるかは難しいところですが、そこまでハマっているのならば、仮にビジネススキルが少し劣っていたとしてもそれは教えればいいことで、その人の持つ能力を発揮できると思います。

やっぱりやりたいんだったらハマらなきゃだめですよね。

--今後のスタッフ募集は続けていきますか?

堅実経営を目指していることを公言しておりますし、できる限りの最短直線距離で単年黒字化を目指しているので、本当に必要でなければ採りませんが、必要であればいつでも採用します。

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