日本シリーズ日程
10/16（土) 第一試合 ナゴヤドーム 18:20試合開始（ＴＢＳ系列）10/17（日) 第二試合 ナゴヤドーム 18:20試合開始（フジテレビ系列）
10/19（火) 第三試合 西武ドーム 18:20試合開始（テレビ朝日系列）
10/20（水) 第四試合 西武ドーム 18:20試合開始（テレビ朝日系列）
10/21（木) 第五試合 西武ドーム 18:20試合開始（ＴＢＳ系列）
10/23（土) 第六試合 ナゴヤドーム 18:20試合開始（フジテレビ系列）
10/24（日) 第七試合 ナゴヤドーム 18:20試合開始（ＴＢＳ系列）
日本シリーズの規定
■４戦先勝で打ち切り。■雨天等で中止の場合はその球場で順延。
■引き分けによって７戦終了時に優勝チームが決定しない場合は、第７戦の翌日に同じ球場で第８戦を行う。さらに第９戦が必要な場合は、１日移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う。
■延長は15回まで。ただし第８戦以降がある場合は、無制限延長になる。
■パ・リーグ本拠地球場での試合にはＤＨ制を採用。
■審判は６人制。
■ベンチ入り選手は25人（有資格者は40人）。
※試合は全てドーム球場のため、雨天中止は（特別な場合を除き）ありません。
日本シリーズの見どころ その１
【フレッシュな西武、地味な中日】
２年ぶりのリーグ優勝を遂げた西武ライオンズは、今年そのチームカラーを一新した感が強い。メッツに移籍した松井稼頭央の穴を埋めたのは、ショート中島。シーズンフル出場、27本塁打90打点で期待に応えた。また現役引退し監督に就任した伊東の穴は、細川・野田の両捕手がカバーした。ロッテから移籍のフェルナンデスは、序盤のカブレラ欠場をカバーする働きを見せ、佐藤・赤田・柴田・貝塚・石井義らの若手も成長した。スタッフも伊東監督を中心に若手中心のコーチ陣に一新、プレーオフを勝ち抜いてきたのも若いチームが育ってきた証か。一方の中日は、落合監督のもと「現有戦力の10％底上げ」を実現し、ペナントを制したチームだ。新戦力はドミンゴ（横浜）・川相（巨人）と新人選手ぐらいで、文字通り現有戦力の再生とファームから育ってきた選手の部分的起用で、１シーズンを戦ってきた。長打力は低く、投手を中心とした守備力のチームであり、地味な印象は拭えない。しかし、落合監督の采配を含め、玄人好みのチームである。
【共に投手力のチーム】
西武・中日とも防御率がリーグトップで、２ケタ勝利投手を３人ずつ輩出した。しかし、西武は10勝投手西口の故障、中日は三本柱以下の投手の力が落ちるなど、ともに先発４番手以降の投手の目算が立たない。シリーズの先発は、西武が松坂・張・帆足、中日が最多勝のエース川上・山本昌・ドミンゴの順か。
【長打力の西武、機動力の中日】
西武はリーグトップのシーズン183本塁打を放ち、長打力では圧倒的に中日を上回っている。特にフェルナンデス・カブレラ・和田の中軸の一発は破壊力がある。対する中日は、シーズン111本塁打とリーグ最下位で、また「飛ばない」ボールを使用する本拠地ナゴヤドームでは、一発の期待はできない。盗塁数は西武の97に対して中日95とほぼ互角だが、中日は荒木・井端の１・２番で60盗塁を数え、またリーグトップの犠打数とともに機動力を生かす野球をしている。
【競り合いに強い中日】
今シーズンの１点差試合の勝敗は、中日が24勝18敗で、西武は18勝15敗。延長戦の勝敗は、中日が８勝６敗で、西武は７勝11敗と中日の競り合いの強さを示している。また、中日は代打本塁打が10本とリーグトップで、ここ一番の選手起用の妙がある。『日本シリーズの見どころ その２』に続く→
