捕手では北野良栄(星稜)前田章宏(中京大中京)上田祐介(常総学院)の3選手が注目されています。
北野選手は高校のOBでもある巨人・松井選手を引き合いに出されるほどの打撃が持ち味。昨今のプロでは左打者の捕手は大成しないといった嫌なジンクスもありますが、それを打ち破るだけの資質を秘めた選手。充分、上位指名が考えられるでしょう。
その北野選手に負けないと評判なのが前田選手。がっちりとした体格と持ち前の強肩はプロ注目も当然。
上田選手も強肩は高く評価されており、3選手揃ってドラフトで指名されるのは間違いないでしょう。
内野手では今江・中村両選手の他に松浦大輔選手(明徳義塾)、大型3塁手として期待されます。
またきれいな一本足打法から鋭い打球を放つ垣越真論選手(都立国立)、通算60本塁打と長打が売りの石井正浩選手(桐光学園)などが内野手を補強したい球団が指名してきそうです。
そして外野手ですが評価の高い選手は、内田和也選手(日大三)、大河原正人選手(横浜)佐藤吉宏選手(鳥栖)の3選手。
内田選手は甲子園優勝に導いた打撃がすばらしく、また50m走5秒台中盤の俊足と強肩とこれまた3拍子揃った選手でヤクルト・巨人あたりが上位指名候補としてあげていると伝えられます。
大河原選手も名門・横浜高で揉まれてきただけあり走攻守共に抜群と評価される大器。
佐藤選手も売り物の長打力だけでなく、守備面でも高い評価を受けています。地元福岡ダイエーなどが指名するのではと聞かれていますが、本人は「上位指名でないとプロ入りしない」といった様子。しかしこの自信がプロ側からもより魅力的に映っているかもしれません。
といった形で駆け足ですが、今ドラフトで注目される高校生を御紹介しました。この中から、将来のイチロー選手であり、松井選手が現れてくるのか、非常に今年も楽しみな選手達が揃っています。自由枠の無い高校生という立場ですが、はたして本人の希望通りに進めるのか、それとも悔しさをバネにレベルアップするのか、19日のドラフト会議本番がとても待ち遠しいですね。次回は大学生・社会人選手を自由枠での獲得なども含めて御紹介いたしますので、楽しみにお待ち下さい。
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