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東アジアサッカー選手権大会 日本代表、初練習の模様

東アジア選手権に向け、韓国に到着した日本代表の初練習が行われました。練習の模様・選手コメントは現地から元川悦子さんのレポートでどうぞ。

執筆者:小野寺 俊明


東アジア選手権に向け、韓国に到着した日本代表の初練習が行われました。練習の模様・選手コメントは現地から元川悦子さんのレポートでどうぞ。

<INDEX>
2P 日本代表練習レポート
3P 練習後の選手コメント

<関連記事>
●東アジアサッカー選手権大会 開催都市スタジアムガイド
●東アジアサッカー選手権大会 日本代表メンバー発表

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日本代表、いよいよ決戦の地・韓国入り
公式大会初スタメンの大黒に期待

6月の2006年ドイツワールドカップアジア最終予選、コンフェデレーションズカップ(ドイツ)、ワールドユース(オランダ)を全てフォローするという5週間の長期出張から戻って1ヶ月足らず。もう韓国に出発する日が来てしまった。2005年はあまりに激しく世界中を動き回ってしまったため、7月に帰国してから熱を出したり、咳が止まらなかったりとまだ体調が完全に回復していない。

それでも東アジア選手権で日本代表が初戦・北朝鮮戦(31日)、第2戦・中国(8月3日)を戦う大田には、韓国有数の温泉地・儒城温泉(ユソン・オンチョン)がある。日本代表もここをベースにするというので、私も温泉つきのホテルを選んだ。代表取材は毎日慌しいが、この地なら多少なりとも静養できるだろうと期待し、29日朝の便で韓国へ飛んだ。

お昼すぎに仁川空港に到着。仁川からは大田行きの高速バスが出ている。空港カウンターでまず携帯電話をレンタルし(空港で借りると1日約300円。通話料も高くない)、バスカウンターに行って切符を買った。大田までは片道14200ウォン(約1400円)。所要時間は3時間10分だという。かなりの長旅だが、前夜ほとんど寝ていなかった私はバスに乗るや否や寝てしまい、あっという間に途中のサービスエリアに到着。ここから1時間で大田に着いた。

大田は2002年日韓共催ワールドカップの会場だったが、私は訪れていない。忠清南道の道庁所在地といはいえ、ソウルほどの大都会ではなく地方の田舎町だろうと想像していた。ところが実際に町に入ってみると、エクスポ会場があったりして、相当の大都市だった。現地在住の日本人に聞くと、130万人が住む交通の要所らしい。韓国には過去10回以上来ているが、まだまだ奥が深いと痛感させられた。

高速バスターミナルから儒城温泉はタクシーで10分程度。大型ホテルが立ち並び、非常に賑やかな温泉場だった。日本で言うと、さしずめ熱海といったところか。韓国に来るとかつては看板が読めずに苦労したが、何度か行き来を重ねているうちに簡単なハングルなら読めるようになった。そうなると、気になるのが食堂の看板。ここの名物はサムギョプサルと聞いていたが、どうも町を歩くとへジャンク(牛の血のかたまりや内臓の鍋)の店が多かった。私はへジャンクが苦手なのだが、実際に食した人に言わせると非常に美味しいらしい。

日本代表もこの日に現地入り。トレーニングは20時から大田ワールドカップ競技場であるという。練習1時間前にスタジアムに行ってみると、北朝鮮代表がトレーニングをしていた。そのせいで、物々しい警備体制が敷かれている。日本人メディアは中に入れず、入り口の外側でひたすら待たされることになった。その間に日本代表チームのバスが到着。ジーコ監督や選手たちは疲れを見せずに笑顔でスタジアム内に入っていった。

●練習の模様は次ページから
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