ワールドサッカー/欧州サッカー

メッシはもう中堅?ティーンが欧州を席巻!

10代の「超新星」と呼ばれる選手たちが各リーグで頭角を現している。彼らは欧州選手権でA代表入したり、北京五輪に出場して日本の若手選手たちと対戦するかもしれない。その注目の恐るべき超新星たちを紹介したい。

執筆者:斉藤 健仁

ここのところ欧州サッカーで目立つのが、10代の「超新星」と呼ばれる選手たちだ。各リーグで頭角を現している彼らは6月の欧州選手権入りしていたり、また、8月の北京オリンピックに出場して日本の若手選手たちと対戦した選手もいる。その注目の恐るべき超新星たちを紹介したい。

スペイン(リーガ・エスパニョーラ)

スペインではやはり、名門FCバルセロナの次代を担うといわれているボージャン・クリキッチ(18歳・スペイン)を抜きには語れない。カンテラ(下部組織)時代からその優れた得点能力を発揮していたが、07-08シーズンにはチームの最年少得点記録を塗り替え、これまたチーム記録となる新人での10ゴールをマークした。既にスペイン代表デビューも果たし、今もっとも目が離せない選手の一人だ。

また、バルサにはトップチームにはまだ昇格していないものの、カンテラ(下部組織)から早くもイスラエル代表入りを果たしたガイ・アスリンがいる。

バレンシアでは、今月20日に行われたコパ・デル・レイで2ゴールを挙げてバルサを破った、異色の大学生選手ファン・マヌエル・マタ(19歳)も注目だ。

イングランド(プレミアリーグ)

「超新星」の宝庫ともいえるプレミアリーグ。

リーグ首位を走るマンチェスター・ユナイテッド。2トップのクリスティアノ・ロナウド(23歳)、ウェイン・ルーニー(22歳)も十分若いが思わず”ベテラン”と思ってしまうほどだ。さらに現在は「ロナウジーニョ2世」との呼び声も高いアンデルソン(19歳・ブラジル)も注目を集めている。

昨夏の来日試合でもスピードあるプレーでMVPとなったジオバニ(写真:斉藤健仁)
スペインで昨季トップチームでも活躍した元バルセロナ、今季からトッテナム・ホットスパーに在籍しているジオバニ・ドス・サントス(18歳・メキシコ)も「超新星」の筆頭に挙げられるだろう。2005年のU-17世界選手権で母国を優勝に導いた活躍からすでにその名は広く知られている。昨夏にはバルサの日本遠征にも参加し、ゴールを挙げている。

アンリ移籍後チームの柱と成長したセスク・ファブレガス(20歳・スペイン)や、2006年ドイツW杯でメンバー入りしたセオ・ウォルコット(20歳・イングランド)など、若手発掘に定評のあるベンゲル監督率いるアーセナル。他にもデニウソン(20歳・ブラジル)などレギュラークラスの多くは10代でデビューし、現在、チームの選手の平均年齢は25歳以下という若さだ。

また、他にもウェストハムのフレディ・シアーズ(18歳・イングランド)など各チームが積極的に若手を起用している。
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