スペイン(リーガ・エスパニョーラ)
スペインではやはり、名門FCバルセロナの次代を担うといわれているボージャン・クリキッチ(18歳・スペイン)を抜きには語れない。カンテラ(下部組織)時代からその優れた得点能力を発揮していたが、07-08シーズンにはチームの最年少得点記録を塗り替え、これまたチーム記録となる新人での10ゴールをマークした。既にスペイン代表デビューも果たし、今もっとも目が離せない選手の一人だ。また、バルサにはトップチームにはまだ昇格していないものの、カンテラ(下部組織)から早くもイスラエル代表入りを果たしたガイ・アスリンがいる。
バレンシアでは、今月20日に行われたコパ・デル・レイで2ゴールを挙げてバルサを破った、異色の大学生選手ファン・マヌエル・マタ(19歳)も注目だ。
イングランド(プレミアリーグ)
「超新星」の宝庫ともいえるプレミアリーグ。リーグ首位を走るマンチェスター・ユナイテッド。2トップのクリスティアノ・ロナウド(23歳)、ウェイン・ルーニー(22歳)も十分若いが思わず”ベテラン”と思ってしまうほどだ。さらに現在は「ロナウジーニョ2世」との呼び声も高いアンデルソン(19歳・ブラジル)も注目を集めている。
昨夏の来日試合でもスピードあるプレーでMVPとなったジオバニ(写真:斉藤健仁) |
アンリ移籍後チームの柱と成長したセスク・ファブレガス(20歳・スペイン)や、2006年ドイツW杯でメンバー入りしたセオ・ウォルコット(20歳・イングランド)など、若手発掘に定評のあるベンゲル監督率いるアーセナル。他にもデニウソン(20歳・ブラジル)などレギュラークラスの多くは10代でデビューし、現在、チームの選手の平均年齢は25歳以下という若さだ。
また、他にもウェストハムのフレディ・シアーズ(18歳・イングランド)など各チームが積極的に若手を起用している。