ヒデとは良い思い出ばかりだ

チームメイトにもすぐに溶け込んでいた(写真:斉藤健仁)
――今、セリエAには3人の日本人選手がいるんだよ。
「モリモト(森本貴幸の)は知っているよ。カターニャの18歳だよね。この間ゴールを決めていただろう。やっぱり、同じFWとして気になっているよ。後は、メッシーナにも1人日本人選手がいるんだよね」

――日本人と言えば、パルマで同僚だった中田英寿が引退したことは知っている?
「ああ、知っているよ。まだやれると思っていたから本当に残念だね。中田との思い出ならたくさんあるよ。もちろん、いつも思い出すし、いい思い出ばかりだ。試合でも一緒にプレーしていたし、プライベートでもよく食事にも出かけたこともあるし、そうだ、よく一緒にミラノへ出かけたね。

それに、何よりヒデは誰よりもプロ意識の高い選手だったことを覚えている。当然、体を張ったプレーだとか、ボール扱いとか、技術の部分は言うまでもないことだけど、とにかく、彼のプロフェッショナル精神にはたびたび感心させられたよ。お世辞抜きで、本当にヒデはビッグクラブで活躍するのにふさわしい選手だと思っていたよ。

日本ではカメラの前で話さないなんて噂も聞いたことはあるよ。だけど、それもヒデのプロフェッショナリズムの表れでもあるんだろうね。確かに、ちょっとはじめの頃は難しい性格だなって思うことはあったよ。だけど、付き合っていくうちに、とても良く話をするヤツだってわかったし、すごく頭の良い男だと思った。それに気持ちのいい青年だ。そして、サッカーに対しては人一倍ポジティブだったしね。その部分では本当に尊敬に値する選手だったよ。

それで、今ヒデは何をしているの? サッカー関係やテレビの仕事とかをしているわけではないの!? やっぱり、あまり人前に出ることは好きじゃないのかな。まあ、考えてみれば、もう働く必要なんか全然ないかもしれないけどね(笑)」

※「footballista」2007年3月7日(第18)号に掲載された記事を一部改編。

インタビュー2に続く



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