レアル・マドリーに所属する、前イングランド主将のMFデヴィッド・ベッカムが、今季終了後に米国プロリーグ(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することが決定した。

ベッカムは引退までアメリカでプレーか

アメリカで結果を出し、再びイングランド代表に返り咲くことができるか。(photo:ger1axg)
ベッカムは今季でレアル・マドリーとの契約が終わるため、契約延長か移籍かが取りざたされていたが、米国へ新天地を求めることを決めたようだ。

11日、所属のレアル・マドリーではラモン・カルデロン会長、スポーツ・ディレクターのプレドラク・ミヤトビッチと、マーケティング担当のホセ・アンヘル・サンチェス、そしてベッカムの代理人テリー・バーンの間で話し合いが行われ、正式決定した。

移籍先は米国メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー。契約期間は5年で、年俸は60億円(推定)。レアル・マドリーとは6月で契約が満了するため移籍金は発生しない。

レアル・マドリー側は2年間の契約延長を申し出ていたが、ベッカムはこれに納得せずに交渉は決裂した。

この移籍についてベッカムは以下のようなコメントを出している。

「8月からMLSのロサンゼルス・ギャラクシーでプレーをする。

今週、レアルは私に契約延長の申し出と、今後についての結論を出すように求めてきた。家族や信頼できる人々といろいろな可能性についてたくさん話し合った。レアルに残るべきか、それともイングランドに戻るか、あるいは他のヨーロッパのクラブへ移籍するのか。そして、ロサンゼルスへ行くことを決めた。

私や私の家族を温かく支えてくれたファンやマドリーの人々に感謝したい。私は世界でももっとも偉大な2つのクラブでプレーできたことを誇りに思っている。スペインでは素晴らしい時を過ごし、そしてまだレアルでのシーズンは残っている。

監督、チームメイト、そしてファンのために最後まで100パーセントの力でプレーしたい。カペッロ監督がクラブとファンを成功に導いてくれると信じている」

ベッカムは今年32歳で、契約は5年間。サッカー選手としての寿命を考えると引退までアメリカでプレーすることになりそうだ。

■メジャーリーグサッカー(Major League Soccer)とは
アメリカ合衆国のプロサッカーリーグ。アメリカでは1967年に「北米サッカーリーグ(NASL)」が設立され、ペレ、クライフ、ベッケンバウアーといったヨーロッパや南米の主力選手がプレーしたこともあったが、アメリカ人選手の育成に失敗し、1984年に消滅。

その後、1994年に自国開催したW杯の成功を背景に、1996年から10チームによるメジャーリーグサッカーとして再発足。1998年から12チームとなるが、予算難から2002年に10チームに戻す。2005年度から新規の2チームを加え再び12チームに戻した。下部リーグとの関係はないため、入れ替え制度はない。

試合は東西ブロック各6チームずつに分けてホーム&アウエーと交流戦でレギュラーシーズンを戦う。各ブロック1位と勝ち点上位の8チームで、決勝トーナメントであるMLSカップをホーム&アウエーで行う。そして、決勝戦のみ1試合を中立地で行い、優勝チームを決定する。

■ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)とは
アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルスを本拠地とするプロサッカークラブ。MLSカップ優勝2回(2002、05年)、全米オープンカップ優勝2回(2001、05年)。

1996年のメジャーリーグサッカー創設時から籍を置くクラブのうちの一つで、韓国のリベロ洪明甫が最後にプレーしたチームとしても知られている。現在は日韓W杯とドイツW杯に出場したアメリカ代表MF/FWドノバンが在籍している。

ホームスタジアムはホーム・デポ・センター。2005年に同じスタジアムをホームとするクラブ・デポルティボ・シーバス・USAが誕生し、ダービーが行われている。



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