花を単体で撮るときのポイント
蘭の花は、カトレアや胡蝶蘭などひとつの花が大きいもの、オンシジュームやデンドロビュームなど群れて咲くものに大別されます。最初に花を単体で撮ることをポイントにしてみたいと思います。
ひとつの花にクローズアップさせることで蘭の花のインパクトを強めた写真にすることができます。単体で撮るので、花の色、質感、形などディテールを表現することができる撮り方です。
まず、形や色などから撮影する花を選び、アプローチします。接写をする場合は、マクロ機能、マクロレンズを使って撮影します。コンデジで撮る場合は、クローズアップ機能をオンに設定するとそのカメラの最短撮影距離で撮ることができます。
今回会場で蘭の花を撮影した時には、フラッシュは使ってません。場合によってはフラッシュも有効ですが、会場の照明を利用して撮影しました。
正面からまたは斜めから、撮る位置によっても見せ方に変化を加えられます。じっくり花と向き合いながら撮影したいところです。
ほぼ正面から撮ったもの。垂れ下がるつぼみの房も取り込み構図を整えてみました |
下から照らされる明かりを利用して撮影 |
深紅の花の色がポイント。色の表現をチェックして撮影 |
この場合は、3つ並んだものをひとつと捉えて撮ってみました。グループになっているものはこのようにひと括りとしてみるのもいいでしょう |
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