写真撮影/子供・家族を撮る

お部屋でキッズは遊び、ママは撮る!(3ページ目)

雨の日などで室内で遊ぶ子どもたち。実はとてもいい写真が撮れるチャンスです。じっくり子どもたちを撮ってみませんか?

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

ハプニングはあちこちに

ハプニング
ハプニングというほどでもないですが、いつハプニングが起きても不思議でないのが子どもたちの動きです。
子どもが遊んでいるところにはちょっとしたハプニングはつきもの。もちろん写真を撮るには絶好のチャンスです。

大人から見るとどうしてこんなことができるのというようなことをしでかしてくれます。でもそんなシーンも子どもの写真の中では最高の一瞬ですね。ぜひ撮ってみましょう。

これもやはりそのシーンに気がつき、素早く撮れる体勢でいることが撮影するための必須条件です。本当に一瞬の出来事だったりするので、子どもたちと一緒に動き回る感じでいることが大事です。

そして素早く撮る。これはもうある程度は慣れが必要です。ですが難しく考える必要はありません。撮りながら慣れてくればいいのですから。ましてやデジタルカメラならその場で写真をチェックできて枚数もかなりたくさん撮れるのですから慣れるのはそんなに難しくはないはず。

子どもの想像力にはかなわない

輪切り?
子どもは大人では思いもつかないような遊び方をしてくれます。逃さず撮りたいですね。
子どもの想像力は計り知れません。多くの芸術家も子どもの持つイマジネーションを褒め称えています。そんな子どもたちは遊びの中にも思わず感心するほどのことをたくさんしてくれます。ですが、ここでは感心ばかりしてないでそれを撮ってみましょう。

そういう写真は後で見れば見るほどなぜかおもしろいものです。

このすばらしき想像力を持つ子どもたちを撮るときは、こちらも「撮ってあげる」ではなく「撮らせていただく」という謙虚な気持ちで挑むのがいいのかもしれません。すると自然に子どもたちと同調できていいシャッターチャンスにめぐり合うのかもしれませんね。ここが隠れた秘訣なのかも。

お子さんたちを撮る時には、ぜひお試しになってみてくださいね。

子ども写真で瀬川がとても気に入っている写真集があります。アラーキーこと荒木 経惟氏が写真家デビューするきっかけになった第1回太陽賞の受賞作でもある『さっちん』という写真集です。

今すぐにでも写真から飛び出てきて暴れまくりそうな子どもたち。
とてもいいお手本にもなり、この時代忘れてしまった人間臭さも感じられるおすすめの写真集です。現在でも発売されていますのでぜひいちどご覧になってみてはいかがでしょうか。

『さっちん・荒木 経惟』

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