オフショアのシーバスゲーム
釣り船を通じて知り合う仲間もいる。ポイントへ向かうまで釣り談義に花が咲く |
しばし、楽しい時間を過ごしていると船が減速する。いよいよポイントへ到達したのだ。キャビンから這い出すと、みなもくもくと自分の釣り座へ向かう。表情は先ほどとは違い勝負師の顔つきだ。
ガイドの指示に従い、適切なタックルと釣り方でシーバスを狙う |
キラキラと閃きながら沈下してゆくメタルジグ。一旦、底にたどり着いたメタルジグをスローリトリーブしてみる。海底から5mまで巻き上ると、小さな反応が手元に届いてくる。どうやら、活性は低く、苦戦を強いられそうだが、同船しているガイドから「最初はショートピッチで誘ってください」と的確なアドバイスが飛ぶ。
メタルジグをがっちり咥えたシーバス。型は小さい東京湾の初春を代表する魚でもある |
さて、今回からはオフショアのルアーフィッシングを解説してゆこうと思う。ルアーフィッシングではオフショア(offshore)と呼ぶが、簡単に言えば船で沖へ出て釣りをするということになる。陸(shore)から釣る場合と比べ、フィールドが広大でなおかつ魚群探知機などを利用することもできるので、魚と出会える確立も非常に高いのが魅力。なおかつ、陸からのゲームではなかなか巡り合えない種類の魚を釣ることも可能なので、人気の高いゲームなのだ。まずはオフショアゲームの第一弾として「シーバス」、つまりスズキを船から狙ってみたいと思う。