看護専門学校卒業後、大学病院勤務を経て、訪問看護婦として訪問看護ステーションに勤務。同ステーションにてケアマネージャーも併務する。その後、在宅ホスピスを専門とするクリニックにて、訪問看護師として任務。さらにH15フラワーセラピストを取得。+ + 在宅ホスピスでフラワーセラピーを活かして活躍!
今、注目したい仕事のひとつ、フラワーセラピスト。今回は、在宅ホスピスでフラワーセラピーを活かして仕事をされている堀さんをご紹介します。在宅ホスピス、フラワーセラピストという2つの職業を仕事で、上手に取り入れ活躍されています。実際、どんな風に生かされているのか、今後の展望等を伺いました。
+ + ホスピスとは最近良く耳にしますが、堀さんのされている在宅ホスピスとはどんなお仕事ですか?
「ホスピス」とは「温かいもてなし」という意味の言葉。在宅ホスピスの仕事は、余命が限られた末期がん患者の苦しみや不安を和らげるために自宅で受ける終末期医療の緩和ケアをすることです。
+ + 大変なお仕事ですね。ではどうしてお花なのですか?
在宅ケアに伺うと、家の中や庭にお花があり、心の癒しになっていると感じました。特殊なものではなく、身近にあるもの、それがお花であり、そのお花を通じてコミュニケーションがとれました。ですから、気持ちの緩和になればと思ったので自然とお花につながっていったのです。
+ + 心のケアにはお花が必要不可欠だということですね。では、具体的にフラワーセラピストとしては、どんな活動をされていますか?
現在クリニックでも、お花を週に3日は入れ替えており、患者さんの心のケアに役立てています。また、そのお花をすべて入れ替えるのではなく、まだ元気なお花は形を変え、アレンジするのです。
あるとき患者の方が「最後までお花を大切にしている姿が、私達も大切にされているようで元気になれます。」といってくれたのです。
また、痴呆の患者さんにお花を持っていったりもします。お花によって言葉や気持ちが和らぐのを感じたり、単語だった言葉が文になるなど良い方向に向かっているようです。
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