オランダと聞くとなぜかチューリップ畑を思い浮べてしまいます。それだけお花がいっぱいの国というイメージが強いのですが、いかがですか?
その香りに誘われて、ダッチ・ディプロマ(DFA)の資格試験を受けるための受講をする事になりました。これから資格取得を目指したい方、又は、ダッチ・ディプロマとは何?そう思う方のお役に立てれば嬉しく思います。
ダッチ・ディプロマ(DFA)資格とは、ヨーロッパにおけるフローリストとして必要な技術を持っていると認める資格で、フローリストのレベル維持のために、オランダ花き園芸教育協会(SOB)とヨーロピアン・フローラル・デザイン・アカデミー(EFDA)が試験の実施と認定を行っているものです。
実技試験はオランダと同じスタイルで行われ、毎年1回行われます。13スタイルの中から当日指定される5作品を制限時間(250分)で制作するもので、花材と花器は与えられたものの中から選んで使用します。
さすがに高度なレベルと厳しい採点で合格者は少ないようで、まだダッチ・ディプロマを持っている方は、国内では約20名だとか・・・。気合を入れてかからないと大変な事になりそう。そう思いながらのスタートです。
講師はスパーク・フラワーアカデミーの専任講師である、ショリック・ファン・サンビーク先生。とても素敵な先生で、真剣に講義を受ける事が出来ました。英語に自信が無かった私ですが、通訳の方の丁寧な説明に安心しました。
さて、講義は一回につき2レッスンづつ受講し、計24レッスンで修了になります。始めはベーシックな基礎タイプからスタートし、高度なアレンジへとレッスンしていくカリキュラムになっていて、毎回緊張の面持ちで真剣に講義を受けています。一字一句を逃さないようにメモをしたり、録音したり、画像を撮ったりと休む間も無いくらい・・・。その中でも一緒に講義を受けているメンバーと仲良くなったり出来てとても充実した時間を過ごせる事も楽しみの一つです。どの方も皆さん熱心に受講されていて、感心です。
はじめは、カラーの組み合わせから主な形の講義を受けました。カラーは三原色とそのミックスの組み合わせが基本になっており、反対色や同系色など基本的な色の組み合わせは知っているようで、見落としていた部分もあり、勉強になりました。アレンジの形も基本の形は知っている部分は復習のつもりで、新しい分野は心を新たにという姿勢で臨みました。
そんなこんなで私が作成した作品の一部をご紹介します。これは、ベースアレンジメント。カラーは反対色(コンプリメンタリー)で、形はコンパクトなラウンド、花材はミックスというテーマでした。テクニックはチキンワイヤーです。
こちらは、テーブルデコレーション。コンパクトなオーバルにアレンジします。カラーは同系色(トーンツウトーン)で、花材はグルーピングというテーマでした。
まだまだ始まったばかり。来年の2月の受験に向けてひたむきに頑張りたいと思います。前向きに目標を持って・・・。
☆関連サイト
ダッチ・ディプロマ取得試験コース今回お世話になっているスクールです。
※この後の試験までの道のりをメールマガジンにて連載中!