モバイルアート
(C) Tony Sze / Hong Kong |
国立代々木競技場(東京・原宿)の特設会場では、少し変わった催しが行われています。
シャネルのバッグからインスピレーションを得たアーティストたちによる作品を展示するコンテンポラリーアート展「モバイルアート」です。
まず変わっているのは、会場が美術館やギャラリーのような既存の施設ではなく、建築家のザハ ハディドによる特設空間であるという点。近未来的な丸みを帯びたデザインで、宇宙船のようにも見えます。
この展覧会は、香港にはじまり、2年をかけて東京、ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、パリと世界各国に建物ごと巡回します。
さらに注目したいのがその内容。空間に合わせた先鋭的なアート作品が揃っているのですが、これをMP3プレーヤーから流れるサウンドトラック、ナレーションを聴きながら鑑賞するのです。音声ガイドとは全く異なり、様々な音響が展示作品の視覚効果と相まって私たちの目と耳を楽しませてくれます。
出品アーティストもダニエル・ビュレン(フランス)、イ・ブル(韓国)、マイケル・リン(台湾)、オノヨーコ(日本)など国際色も豊かな豪華20組!
アート・美術展といった枠組には納まらないまたとないエンターテイメントな催しです。
【モバイルアート:ザハ ハディドによる シャネル コンテンポラリーアート コンテイナー】
■会期 2008年5月31日(土)~7月4日(金)
■会場 国立代々木競技場 オリンピックプラザ 特設会場(東京都渋谷区神南2-1-1)
■開館時間
[月-木] 11:00~18:40(最終受付17:40)
[金-土] 11:00~21:20(最終受付20:20)
[日] 10:00~18:20(最終受付17:40)
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
■入場料
無料(事前予約制) ※20分毎の時間指定チケット
■対象 中学生以下入場不可
■チケットに関する問い合わせ
0570-02-9111(チケットぴあインフォメーション/10:00~18:00)
■イベントに関する問い合わせ
0120-74-5119(シャネル モバイルアート インフォメーション センター/祝日を除く平日10:00~12:00、13:30~17:00)
詳しくはシャネル モバイルアート オフィシャルサイトをご確認ください。
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