アート・美術展/アート・美術展関連情報

2008年6月の展覧会・イベント情報

月例のおすすめ情報をお届けします。国立西洋美術館で開催されているコロー展、シャネルのモバイルアート展、「ロン・ミュエック」展、「バウハウス・デッサウ」展など4件をご紹介。

執筆者:橋本 誠

文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
  • コロー 光と追憶の変奏曲展(1P目)
    [会期] 2008年6月14日(土)~8月31日(日)
    [会場] 国立西洋美術館(東京・上野)
  • モバイルアート
    [会期] 2008年5月31日(土)~7月4日(金)
    [会場] 国立代々木競技場 オリンピックプラザ 特設会場(東京・原宿)
  • 「ロン・ミュエック」展
    [会期] 2008年4月26日(土)~8月31日(日)
    [会場] 金沢21世紀美術館(石川)
  • バウハウス・デッサウ展
    [会期] 2008年4月26日(土)~7月21日(祝・月)
    [会場] 東京藝術大学大学美術館(東京・上野)

コロー 光と追憶の変奏曲展

真珠の女
《真珠の女》ルーヴル美術館 1858-68年
(C) Photo:RMN/distributed by DNPAC
国立西洋美術館(上野)では、19世紀フランスの画家カミーユ・コローの作品を集めた大回顧展が開催されています。

コローは1796年、パリ生まれ。26才で家業を離れて画家の道へ進み、新古典主義の風景画家アシル・ミシャロン、ヴィクトール・ベルタンに師事しました。

3度イタリアを訪れたほか(うち最初は留学)、生涯を通じてフランス各地を旅して戸外制作を行い、自然に対するみずみずしい目と感性のもとに作品を生み出し続けました。

モルトフォンテーヌの想い出
《モルトフォンテーヌの想い出》ルーヴル美術館 1864年
(C) Photo: RMN/ René-Gabriel Ojéda/ distributed by DNPAC》2007年
代表作《モルトフォンテーヌの想い出》など独特の抒情的な風景画が広く人気を集める一方で、《真珠の女》や《青い服の婦人》のような人物画にも傑作を残しました。

今回の展示では、シスレールノワールドランなど、コローと同時代の画家たちの作品も合わせて展示しながら、日本はもちろん、世界でもあまりまとまった形で紹介されることのなかったコロー芸術の魅力と秘密にせまります。



【コロー 光と追憶の変奏曲展】

■会期  2008年6月14日(土)~2008年8月31日(日)
■会場  国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
■開館時間
 [火-日] 9:30~17:30  [金] 9:30~20:00
 ※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
■休館日 月曜日
■入場料
 一般 1,500円
 大学生 1,100円
 高校生  700円
 中学生以下無料
■主催  国立西洋美術館/読売新聞東京本社/NHK
■企画協力 ルーヴル美術館
■後援  外務省/文化庁/フランス大使館
■特別協賛 新光証券株式会社
■協賛  清水建設/損保ジャパン/大日本印刷/トヨタ自動車/EPSON/大正製薬/東レ/大阪芸術大学/関西電力/きんでん/大和ハウス工業/ダイワボウ情報システム/非破壊検査/松下電器/丸一鋼管
■協力  日本航空/西洋美術振興財団(東京展のみ)
■問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)

詳しくはコロー展 オフィシャルサイトをご確認ください。

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