文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
「芸術の秋」「読書の秋」とはよく言ったもので、この季節は書店でもたくさんの芸術書を見かけます。しかしながら、その中から気分にあった1冊を選ぶのもなかなか難しい作業――。そこで今回は、特にふだんはアートにあまりふれてない方、また書物というかたちではアートにふれていない方々向けにガイドが厳選した5冊をご紹介したいと思います!
新装した季刊雑誌「ART iT」
季刊「ART iT」 |
ART iTは2003年に創刊した新しいアート雑誌で、2・6・9・12月と年4回発行されています。
扱っているのは日本とアジア=パシフィック圏のコンテンポラリーアートを中心としたシーンで、専門家によるいち押しの展覧会プレビュー、アート回旬の話題を取り上げた特集、注目アーティストへのインタビューなど、読み応えのある記事で定評があります。
先日創刊4周年を迎えて表紙のデザインなども一新。大きなサイズを生かして、ビジュアルも豊富に盛り込んだ紙面で目を楽しませてくれる雑誌です。
東京アート&インテリアマップ
「東京アート&インテリアマップ」 2007年/ギャップジャパン |
密集エリアを中心に、ミュージアム、ギャラリー、ショップ、カフェ、レストラン、ホテル、建築やパブリックアートまでアート&デザインに関するスポット約800軒をまとめたガイドブックです。
ビジュアルも豊富なのでページをめくるたびに行きたいスポットが見つかります。もちろんわかりやすい地図つき。
東京・横浜のアート散策はこの1冊があればまず事足りるはずです。
次のページでは、さらに3冊の書物をご紹介!