アート・美術展/アート・美術展関連情報

2007年1月の展覧会・イベント情報

毎月おすすめの展覧会・イベント情報をお届けします。2007年1月は「MOTアニュアル2007」「今日の作家XI:鷲見和紀郎・畠山直哉」「65億人のサバイバル」「A@A アート・アット・アグネス」をご紹介します。

執筆者:橋本 誠

文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
2007年1月のおすすめ展覧会・イベント情報をお届けします。

MOTアニュアル2007 等身大の約束

加藤泉
加藤泉《無題》2006年
撮影:木奥惠三
東京都現代美術館(東京・木場)では1999年より毎年、現代的なテーマに基づいて日本人の若手から中堅の作家を紹介する展覧会「MOTアニュアル」を開催しています。

今回のテーマは「等身大の約束」。情報化社会の中で様々な感覚が見失われがちになり、地域や社会など身の回りに対する意識が薄れる中で、自らの立ち位置を見つめ直すかのような作業を通して作品を制作している秋山さやか加藤泉しばたゆり千葉奈穂子中山ダイスケらの作品を紹介します。

加藤泉は、胎児とも、宇宙人とも思えるような不思議な魅力を持つ頭の大きい人物のペインティングや彫刻を制作しています。彼女の作品は自身の生活環境の変化と深く結びついているかのように、様々な展開を見せています。今回は2mもの新作彫刻の他に、大型のペインティングや彫刻など新作を中心に展示します。

秋山さやか
秋山さやか《あるく 私の生活基本形―深川 2006年8月4日~》2007年1月完成予定
撮影:長塚秀人
秋山さやかは、2006年4月の記事でもご紹介したように、様々な土地で、歩いた軌跡やその時の出来事や心に残った事などを糸やいろいろな素材を用いて表現している美術作家です。今回は2006年8月から9月にかけて東京都現代美術館の地元、深川に滞在し制作した新作と過去の作品とを合わせて展示します。

テーマの通り、普段は意識しなかれば見過ごしてしまいそうな人と人との関係や人とモノとの関り、自分自身の存在について「等身大」の視点から考える機会を与えてくれそうな展覧会です。



【MOTアニュアル2007 等身大の約束】
■会期  2007年1月20日(土)~4月1日(日)
■会場  東京都現代美術館 企画展示室3階(東京都江東区三好4-1-1)
■休館日 月曜日(2月12日は開館、2月13日は休館)
■開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
■入場料 (  )は20名以上の団体料金
 一般  900円(720円)
 学生  720円(570円)
 中学生・高校生・65才以上 450円(360円)
 小学生以下無料
■問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
■主催  東京都現代美術館/東京都歴史文化財団
■助成  財団法人アサヒビール芸術文化財団/財団法人地域創造

詳しくは東京都現代美術館 ホームページにて。

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