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2007年1月の展覧会・イベント情報(2ページ目)

毎月おすすめの展覧会・イベント情報をお届けします。2007年1月は「MOTアニュアル2007」「今日の作家XI:鷲見和紀郎・畠山直哉」「65億人のサバイバル」「A@A アート・アット・アグネス」をご紹介します。

執筆者:橋本 誠

今日の作家XI:鷲見和紀郎・畠山直哉

鷲見和紀郎
鷲見和紀郎《EVIDENCE》2006年
撮影:山本糾
神奈川県立近代美術館(神奈川県鎌倉市)では、1988年から「今日の作家」シリーズとして、現在活躍している2人の作家による展覧会を行ってきました。その第11回目となる展覧会では、彫刻家の鷲見和紀郎と、写真家の畠山直哉の作品が紹介されます。

鷲見和紀郎(1950-)は、ブロンズ鋳造による作品を中心に彫刻作品を制作してきました。1970年代はミニマル・アートを批判的に咀嚼した真鍮や鉄の立体、1980年代からはブロンズや絵画的彫刻ともいうべき<ヴェール>のシリーズ、2001年以降は人体を連想させる<ダンス>のシリーズを展開しています。

今回は過去の代表作品に加え、ブロンズ彫刻に光(蛍光管)を組み合わせた新作、ドローイングやワックスを用いたインスタレーションなど多様な作品が展示されます。

ヘレーナの肖像
畠山直哉《タイトルなし/モントリオール》
2005年/ラムダプリント
畠山直哉(1958-)は、1980年代後半から開始した石灰石鉱山のシリーズと、都市を被写体に無人の光景をとらえた作品群で注目を集めている写真家です。木村伊兵衛賞の受賞(1997年)やヴェネツィア・ビエンナーレへの参加(2001年)など、国際的に活躍をしています。

今回は彼の主要なテーマである都市や建物の写真に焦点をあわせ、新作も含めた約17組(総数180点)の作品が展示されます。

それぞれタイトルを鷲見和紀郎展「Corridor of Light(光の回廊)」、畠山直哉展「Draftsman's Pencil(製図家の鉛筆)」として個々に紹介する展覧会。作家独自の世界観を存分に堪能することができそうです。



【今日の作家XI:鷲見和紀郎・畠山直哉】
■会期  2007年1月6日(土)~3月25日(日)
■会場  神奈川県立近代美術館 鎌倉(神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53)
■休館日 月曜日(1月8日、2月12日は開館)、祝日の翌日(1月9日、2月13日、3月22日)
■開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
■観覧料 (  )は20名以上の団体料金
 一般  800円(700円)
 20歳未満・学生 650円(550円)
 65歳以上 400円
 高校生以下の方、障害者の方は無料
■問合せ 0467-22-5000(神奈川県立近代美術館)
■主催  神奈川県立近代美術館
■協賛  株式会社資生堂
■助成  財団法人 野村国際文化財団
■認定  社団法人企業メセナ協議会認定
■協力  株式会社カラーサイエンスラボ

詳しくは神奈川県立近代美術館 ホームページにて。

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