現代美術＋オークション＝クラブ？な一夜

オークションハウスでクラブイベント？

たくさんの人でにぎわうオークション下見会会場 Photo(C)Kenji Yamakita

大音量で流れる音楽、目まぐるしく入れ替わる映像が映し出されたスクリーン、飲み物を片手に談笑するたくさんの人々――。去る2006年12月１日（金）、銀座のとあるビルの地下でクラブイベントが行われました。

しかしこのイベント、普通のクラブイベントとは少し様子が異なります。会場は美術作品などのオークションを手がけるシンワアートオークションのオークション下見会会場。壁には草間彌生、杉本博司、奈良美智、森村泰昌など人気の現代アーティストの作品がずらりと並んでいます。

改造したターンテーブルやジューサーなどを使い、目にも楽しいパフォーマンスを行う宇治野宗輝 Photo(C)Kenji Yamakita

スクリーンに映し出される映像は、VJユニットテクノヘヴン・ギガヘルツによるもので、よく見れば会場に並んだ作品にちなんだ画像が入り混じっています。

アーティストとして活動する宇治野宗輝による、自作楽器を使ったサウンドパフォーマンスも行われ、会場に押しかけた多数の観客の目と耳を楽しませていました。

「クラブナイト・プレビュー＠シンワアートオークション」と銘打たれたこのイベントは、その翌日に開催された現代美術オークションに先立ち行われたもので、音楽や映像によるパフォーマンスだけでなく、リラックスした雰囲気の中で美術作品を楽しむことができる、入場無料にして贅沢なイベントでした。

しかし、高額な美術作品が多数並ぶオークションの下見会場で、このようにたくさんの観客が訪れるイベントが行われたことには、何か訳がありそうです。

【クラブナイト・プレビュー＠シンワアートオークション】
■日時　　2006年12月１日（金）18:30～21:00
■会場　　シンワアートミュージアム地下（東京都中央区銀座7-4-12　ぎょうせいビル）
■入場料　無料

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