文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
2006年12月のおすすめ展覧会・イベント情報をお届けします。- スーパーエッシャー展(1p目)
会期 2006年11月11日(土)~2007 年1月13日(土)
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷) - エッセンシャル・ペインティング
会期 2006年10月3日(火)~12月24日(日)
会場 国立国際美術館(大阪・中之島) - 佐藤卓展「日常のデザイン」
会期 2006年10月21日(土)~2007年1月14日(日)
会場 水戸芸術館(茨城県水戸市) - 第24回デザイン・フェスタ
会期 2006年12月2日(土)&3日(日)
会場 東京ビッグサイト 東1,2,3ホール&屋外(東京・有明)
スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡
《バルコニー》 1945年7月/リトグラフ/297×234mm/(C)Escher Holding B.V./Huis ten Bosch-Japan |
エッシャーは少年期より版画に親しんでいましたが、風景を多く題材に選んでいました。旅行で訪れたスペインのアルハンブラ宮殿で見たモザイク模様や、結晶学者であった兄に進められて読んだ結晶学に関する論文に着想を得て、平面を同じ図形で埋める方法(平面充填)の研究をはじめ、数学的趣向の強い作画を行うようになったと言われています。
《昼と夜》 1938年2月/板目木版(2色刷)/391×677mm/(C)Escher Holding B.V./Huis ten Bosch-Japan |
今回の展覧会で紹介されるのは、1972年にエッシャーの作品のほとんどが遺贈されたオランダのハーグ市立美術館より来日するもので、日本ではじめて紹介されるものも多く含まれています。
代表的なだまし絵の作品に加え、これまでほとんど紹介されることのなかった初期の作品、その版画制作に使用された道具や版、直筆のドローイング、秘蔵とされる制作ノートなどが出品され、今までにない多角的な内容で、エッシャーの知られざる魅力、本質に迫る内容となります。
【スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡】
■会期 2006年11月11日(土)~2007 年1月13日(土)
■会場 Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
■休館日 1月1日(月)のみ休館
■開館時間 10:00~19:00(12月29日・30日を除く金・土は21:00まで/入館は閉館の30分前まで)
■入場料 ( )は20名以上の団体料金
大人 1,300円(1,200円)
大学・高校生 900円(800円)
中学・小学生 600円(500円)
■問合せ 03-6215-4403(スーパーエッシャー展テレフォンサービス)
■主催 Bunkamura/ハーグ市立美術館/日本テレビ放送網/NTVヨーロッパ/読売新聞東京本社
■後援 オランダ王国大使館
■特別協賛 YKK AP
■協賛 大日本印刷
■協力 日本航空/日本通運/JR東日本/ハウステンボス/J-WAVE/レントラックジャパン/キャドセンター
詳しくはスーパーエッシャー展 ホームページにて。
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