近代美術のはじまり
18~19世紀のヨーロッパでは、自然科学の進歩、科学知識の実用化、資本主義の発達、産業の合理化などの動きがあり、人々の日常生活にも大きな影響を及ぼしました。絵画をはじめとする芸術もまた、これにより大きな変革が訪れたといってもよいでしょう。クールベやマネは、激動の時代の中で絵画のあるべき姿を見つめ直し、独自の手法を確立していった画家です。後に様々な主義が短期間のうちに興隆し、それぞれが個性的に新しい芸術を目指していくという近代美術の出発点に位置づけることができると思います。
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いかがでしたでしょうか。近代美術のはじまりを語るのにはかかせないクールベとマネの作品。もしも今後見る機会があった時には、この記事のことを思い出していただければと思います。
「巨匠で見るアート:近・現代編」の次回は、マネの作品を受け入れた印象派の画家、モネとセザンヌを取り上げます。お楽しみに!