プラド美術館展
パリのルーブル美術館、ロンドンのナショナル・ギャラリーと並んで、世界屈指の美術館であるスペイン・マドリードのプラド美術館。16世紀以降の歴代王室が収集してきた独特の絵画コレクションで知られています。今回、東京と大阪で開催される<プラド美術館展>は、2002年に日本で初めて開催され好評を博した<プラド美術館展>の反響を受けて開催されるもので、前回を上回る81点もの名画が紹介されます。
ムリーリョ《貝殻の子供たち》 |
第1章「スペイン絵画の黄金時代」では、16世紀にイタリア各地からスペインへやってきた画家や、17世紀に活躍したベラスケスの作品、独特の発展をした宗教画が並びます。エル・グレコ《十字架を抱くキリスト》、リベーラ《聖アンドレ》、ベラスケス《ハンガリー王妃マリア・デ・アウストリア》、ムリーリョ《貝殻の子供たち》などを見ることができます。
ティツィアーノ《アモールと音楽にくつろぐヴィーナス(ヴィーナスとパイプオルガン奏者)》 |
第3章「フランドル・フランス・オランダ絵画」では、スペインの強い影響下にあったフランドル地方で活躍したルーベンスなどの作品が紹介されます。
ゴヤ《果実を採る子供たち》 |
第4章「18世紀の宮廷絵画」では、ハプスブルク家の血が途絶えた後、フランスのブルボン家により登用されたメングスなどの作品が並びます。そして、最終章「ゴヤ」は、その後に再び活躍するスペイン画家のうち、プラド美術館が最もコレクションを誇るゴヤの作品7点が紹介される展覧会のハイライトとなります。
全5章、すべてが見所のプラド美術館展。日本でこれだけの作品を見る機会はなかなかありませんので、見逃せません。混雑は必至なので、お時間には余裕を持ってお出かけください。
Archivo Fotografico, Museo Nacional del Prado.Madrid
【プラド美術館展】
■会場/会期
東京 2006年3月25日(土)~6月30日(金)/東京都美術館(上野公園内)
大阪 2006年7月15日(土)~10月15日(日)/大阪市立美術館(天王寺公園内)
■休館日
東京 月曜日(5月1日は開館)
大阪 月曜日(祝日は開館、翌火曜日休館)
■開催時間
東京 9:00~17:00(入場は閉場の30分前まで)
大阪 9:30~17:00(入場は閉場の30分前まで)
■入場料 ( )は団体料金
東京 | 大阪 |
一般 \1,500(\1,100) 学生 \1,200(\900) 高校生 ¥700(¥550) 65歳以上 \800(\650) | 一般 \1,500(\1,300) 学生 \1,100(\900) 中学生以下 無料 |
東京 03-5777-8600(ハローダイヤル)
大阪 06-6366-1884(読売新聞大阪本社 文化事業部)
■主催
東京 東京都美術館/読売新聞東京本社/日本テレビ放送網/国立プラド美術館/美術館連絡協議会
大阪 大阪市立美術館/読売新聞大阪本社/読売テレビ/国立プラド美術館/美術館連絡協議会
詳しくはプラド美術館展ホームページにて。
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