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節分の鬼の正体をあばく!(2ページ目)

節分につきものなのは、みなさんご存知の豆まき。この豆まきでは福を呼び込み鬼を追い出すための「福は内!鬼は外!」の掛け声は広く周知のところです。今回は節分に因んで「鬼」の正体を探ってみましょう。

執筆者:永瀬 久嗣

画像の代替テキスト
桃太郎のストーリーには深い形而上学的意味が込められていました

徹底解剖鬼退治!

それでは桃太郎の鬼退治の話をもう少し細かく解説してゆきましょう。

【川上から流れてきた大きな桃】
桃は風水や気学の九星(風水上のエネルギーのカテゴリーのこと)では七赤金星というエネルギーをあらわします。

また、川から流れてきたということから陰陽五行論のおける金(桃)が水(川)を生じる形になります。(中国陰陽五行論では自然界のエネルギーを木火土金水の五種類に分類し、土が金を生じ、金が水を生じ、水が木を生じ、木が火を生じるという相生関係成立する事が説かれています)

これは、桃があらわす金のエネルギーが熟して中から新たな生命体(水)である桃太郎が生まれ出たということを表しています。

【キビ団子】
お爺さんとお婆さんが桃太郎に持たせてあげた丸いキビ団子。これを九星のエネルギーで分類すると天からのご加護をあらわす六白金星となります。

この金星を方位で表すと戌亥(いぬい)。このうち亥の方位は、東をあらわす卯の方位と三合という関係を作り上げ、「物事が成立する」という意味を示します。これにより、桃太郎の鬼退治の成功が示唆されています。

【サル、キジ、イヌ】
桃太郎はサル、キジ、イヌに団子をやってお供に連れてゆきました。ここのサルは十二支の申、キジは酉、イヌは戌にあたります。

申は秋の収穫直前で果実がまだ青い状態、酉は収穫期で果実が成熟した状態、戌は晩秋で果実が枝から落ちる状態をあらわしています。

桃太郎は、桃という果実の中の種子で亥(水性)となり、種子の中の核は子で、種子の中に新しい生命が宿り始めることを示唆しています。

鬼門の丑(赤鬼)は陰の極みで、現在の一月にあたり、寒さが極まり、生命の萌芽までまだ時間がある状態です。

同じく鬼門の寅(青鬼)は、陽の始めで、現在の二月立春をあらわします。立春にはようやく種子の中で発芽が始まります。

そして、卯の三月では遂に芽が地上に吹き出し、桃太郎が誕生することになったのです。

鬼とは鬼門の思想から作り上げられ、酉があらわす成熟した世の中において圧制をひいて一般庶民を苦しめながら栄える時の権力者達を表すキャラクターだったのです。

そして、桃太郎のお話は、桃太郎という若い青年が誕生して果敢に圧制者を退け新たな社会を築き上げてゆくという希望に満ちた物語だったのです。

如何でしたか?みなさんも今度の節分にはより良い社会の出現を願いながら「鬼は外!」と元気良く豆をまいてみてください。

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