猫文学あれこれ
<DATA>タイトル:『作家の猫』出版社:平凡社著者:夏目房之介,青木玉, 常盤新平ほか価格:1,680円(税込)↑文豪に愛された猫たちの写真集もあります。 |
なんといっても有名なのは夏目漱石『吾輩は猫である』だろう。猫の視点で見た人間の世界が面白い。漱石の弟子、内田百けんの『ノラや』は、いなくなった猫への愛惜を綴った名著。谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』は女よりも猫が大事という話だ。
海外文学ならばポール・ギャリコの『ジェニィ』が定番。猫になった少年の冒険物語だ。老人が猫になる短編ならロダーリの『猫とともに去りぬ』。もしも自分が猫になれたら……というのは猫好きの夢なのかもしれない。
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