名無しだからこそ！『泣ける2ちゃんねる』(3ページ目)

ベタだけど泣けるものは泣けてしまう

2007年5月に出版された第3弾！＜DATA＞タイトル：『泣ける2ちゃんねる(3)』出版社：コアマガジン監修:2ちゃんねる、泣ける2ちゃんねる管理人価格：1,575円（税込）

愛する人をその死によって失う。そんなテーマはドラマなどでもよく描かれるし、本書にも似たような話がたくさん出てくる。

事故で亡くなった彼女の死に顔がきれいで寝ているように見えたとか、同じ本をとろうとして手がふれあったのがきっかけで恋に落ちたとか、「マンガか？」といいたくなるようなエピソードも多数（「月下美人の思い出」など）。書いている本人が「ありがちな話」と自分自身にツッコミを入れていたりもする。でもベタでも泣けるモノは泣けるわけで……。

恋人に限らず大切な存在を失う悲しみを描いた、理屈抜きで号泣スイッチを押してくれる話が読みたいという人には「家族四人のRPG」、「祖母の置き手紙」、「恋人の愛犬」などがオススメ。

まだまだあります、感動エピソード！