『きらきらひかる』江國香織 新潮文庫
アルコール中毒の笑子。同性愛者の睦月。「普通」ではない新婚夫婦の日常と奇妙な三角関係。恋愛のカリスマが既存の常識を超えて人が人を大切に想うことの優しさと痛々しさを繊細な筆致で描く。
「自分に正直に生きることで相手も幸せになる」、これぞ理想の恋愛だと思います」(31歳・女性)
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★第7位★
『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル 新潮文庫
南北戦争当時の米南部を舞台に、その名のとおり、燃えあがるような熱情をもつスカーレットと強引なまでに彼女を求めるレットのせめぎあうような愛を描く。そのスケールと激しさ、これぞ、大河恋愛小説!
「ドラマティックな恋愛の典型。現実にスカーレットのような女性がいたら引いてしまうだろうけど・・・・」』(52歳・男性)
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★第8位★
『サヨナライツカ』辻仁成 幻冬舎文庫
東垣内豊は、出向先の地タイで運命の女性である沓子と出会う。彼女に強く引かれながらも、平穏な結婚生活を選んだ豊。そして25年の時は流れ・・・「愛に生きる」ということの意味を問いかける長編小説。
「若さのすばらしさ、人の命のはかなさをこの本で改めて知りました」(43歳・女性)
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★第9位★
『東京タワー』江國香織 マガジンハウス
待つのは苦しいが、待っていない時間よりずっと幸福だ――ふたりの少年・透と耕二。そして彼等の年上の恋人。立場や年齢を超えた展開される恋を形を描き、黒木瞳主演の映画も話題に。
「若い女にうつつを抜かすと、いつかこっそり愛想をつかして若い男の子と浮気しちゃうぞって分かってほしい」(31歳・女性)
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★第9位(同票)★
『センセイの鞄』川上弘美 文春文庫
高校時代の古文の「センセイ」と10数年ぶりに再開したツキコさん。二人の淡く濃密な日々が始まった・・・。「年齢差カップル」の日常の描写の中に、別れのほの昏い予感と、人を恋うことの熱が滲む。
「ゆっくりと時間をかけて自然に育ててゆく大人の恋愛の良さや、人生における恋愛の大切さを知ってほしい」(37歳・女性)
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と、以上の結果になりました。全体の傾向を、分析してみると・・・