『チェンジ・ザ・ルール!』
エリヤフ・ゴールドラット/著 三木本 亮/訳
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■隘路に入り込んだERPシステムメーカー。打開策の鍵は、やっぱり・・・
既存の常識を打ち破る生産管理メソッド「TOC理論=制約理論」をビジネスノベル形式で紹介する『ザ・ゴール』の第三弾。舞台は、機械メーカーから一転して、コンピュータソフト開発メーカーへ。
短期間で急成長を遂げたERP(統合業務パッケージ)メーカーのCEOであるスコットは、次々と噴出する問題にひそかに頭を悩ませていた。システムのバグ対応にかかる人的・時間的コストは増大し、大手企業を主体とした市場は飽和状態に近づいている・・・。折りも折り、スコット及び部下たちは、最大顧客のCEOから「ERPシステムを導入することによってどれだけの利益が上がるのか」というシンプルな問いを投げかけられた。答えを探すうちに、システムの導入によって部分的には「効率化」されたはずが、企業活動全体でみると、利益増大に結びついているケースが数少ないという現実をまのあたりにして、それぞれに愕然とする。
そんな時、ある顧客を通じて彼らが出逢ったのが、「TOC理論」。理論によってソフト開発戦略はどう変わる?販売戦略は?フォーローアップは?隘路を抜け出したかに見えた彼らを襲った危機とは?