アメリカ、ヨーロッパに見る葉巻ブーム

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タバコがやめられない僕。その代わりと言っちゃあ何だが、飲酒運転やスピードの出しすぎには異常なくらい慎重である
兼ねての禁煙ブームにより、のんびりタバコを吸えやしない今日この頃。発癌性を指摘され、その発生率は吸わない人の5倍と言われている。筑紫哲哉氏の発病により、頼んでもないのに各種メディアでタバコで真っ黒になったグロ画像を連日見せつけられ、戦々恐々とする愛煙家たち。嗚呼、住みづらい世の中になったものだ。

かくいう僕も愛煙家のひとり。加えて、タバコと葉巻併せて日に60本を越えるヘビースモーカーである。肺癌の恐怖は確かに感じる。それでも未来永劫、やめるつもりはない。

アメリカを見ると、タバコに対する社会的規制がますます厳しくなっているにも関わらず、数年前より葉巻ブームが起きている。葉巻愛好者は700万人以上と言われ、発行部数20万部以上の葉巻専門誌『CIGAR AFRICIONADO(葉巻マニアの意)』が登場し、X世代(1965~1976年生まれ)を中心に葉巻ブームを起こすきっかけとなった。

ベジタリアンやロハスやなんだと言って、健康志向に走った結果、その対極に好きなものを食べ、酒を飲んだくれ、葉巻をプカプカ吸うという、新しいライフスタイルを標榜する人々が現れ、葉巻愛好家がその母胎となっているという。いかにも、かつて"自由の国"と呼ばれていた国らしいではないか。

そう、吸うも自由、吸わないも自由。愛煙家が肩身の狭い思いをする必要はこれっぽっちもないし、ましてや、無理に禁煙を進めてはストレスを溜め込んで肺癌以外の病気にかかる心配もあるだろう。タバコやアルコール、チョコレートなんかはわが国で認められた数少ないドラッグである。どうせ一回きりの人生なんだから、エンジョイしなくっちゃネ。

シガーの選び方

ドライシガー(機械生産の大衆用葉巻)は別として、プレミアムシガー(ほとんどがハンドメイド)以上の高級葉巻になると、保存状態(気温17~20度、湿度70%)を保つ箱や部屋などの設備を持つ大型専門店で購入したい。葉巻は乾燥してしまうとラッパー(外側に巻かれる葉)は見た目が美しい伸縮性が裂けたり本来の豊潤な味を失い辛くなってしまう。葉巻を指で軽く押してみて、カサカサと乾燥したような音がするものは買わない方がいいだろう。

カッティング

その昔、ヨーロッパでは、葉巻に巻いてある、ブランド名が印刷された紙バンドを剥がして吸う方が格好いいとされていた。が、どんなに注意しても、剥がすときにどうしてもラッパーが破れたりする。そこで僕は、先に火を付け、葉巻が暖まってから剥がすようにしている。そうすることで、剥がれやすくなるようだ。

また、葉巻のヘッド(吸う方の先端)をカッターで切る場合、切りやすいように唾液で濡らす人が多いが、それは葉巻が乾燥している証拠。良い葉巻なら唾液で濡らさなくともすんなり切れる。通気口を確保するためのカッティング作業、それでは、カッティング方法を列挙してみよう。

■シガーカッター
シガーカッターを使い、ヘッドの先端から3ミリぐらいの所を水平にカットする。カッターにはいくつか種類があるが、僕はギロチン式が一番使いやすいと思う。
■歯で噛み切る
マカロニウエスタンなど映画のワンシーンで目にするこの行為。僕も試してみたが水平に切れないし、それに葉が口についてなんとも不快。やはりカッターで切りたい。
■ピアサー
ピアサーという小さなドリルで穴を開け、通気口を確保する方法もある。僕は試したことがないけれど、あまり一般的ではなく、専門店でもほとんどピアサーを置いてないという。狭い通気口を煙が通るので、舌に直接煙が当たり辛い、なんて報告が多くされている。