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好きなアカデミー賞主演男優ランキング(2ページ目)

アカデミー賞の主演男優賞を受賞するのは、演技者としての実力が評価されますし、運もあるのでしょう。今回は演技者の中の人気度ランキングを紹介します。

執筆者:中野 豊

イギリス紳士とハンニバル・レクターの両極の魅力
第6位:アンソニー・ホプキンス

羊たちの沈黙
第64回アカデミー賞主演男優賞受賞作『羊たちの沈黙』
1937年イギリス出身。1993年にはナイトの称号を得て、名実ともに現代を代表する名優の一人となりました。17才の時にYMCA主催のアマチュア演劇に参加してからアンソニー・ホプキンスの役者人生がはじまります。

重厚な役作りにも定評があり『ハワーズ・エンド』、『日の名残り』といった秀作に多数出演、『ケロッグ博士』といったコミカルな役もこなします。

勿論、最も有名なのはアカデミー賞受賞作『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士ですね。紳士然とした雰囲気が怖さを増大したアタリ役!

黒人男優2人目の受賞者
第5位:デンゼル・ワシントン

トレーニング・デイ
第74回アカデミー賞主演男優賞受賞作『トレーニング・デイ』
1954年ニューヨーク州生まれ。1989年、『グローリー』でアカデミー助演男優賞を受賞し、アカデミー主演男優賞に最も近い黒人俳優として期待されていましたが、遂に2002年、シドニー・ポワチエ(第36回/1963年の『野のユリ』で受賞)に次いで『トレーニング・デイ』でアフリカ系アメリカ人では2人目のアカデミー主演男優賞を受賞しました。

正義感に燃えるいい人役が定着していたデンゼル・ワシントンが、悪人全開で演じた『トレーニング・デイ』でアカデミー賞を受賞したというのが面白いです。アカデミー賞俳優には幅広い演技が求められるのでしょうね。

大きな鼻の小さな巨人
第4位:ダスティン・ホフマン

レインマン
『クレイマー、クレイマー』に次いで2度目の受賞作となった、第61回アカデミー賞主演男優賞受賞作『レインマン』
1937年カリフォルニア生まれ。ダスティン・ホフマンというと『卒業』の大学生役で一気にブレイクしました。同作の演技と『真夜中のカーボーイ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。

主演男優賞を受賞した『クレイマー、クレイマー』や『レインマン』を筆頭に『トッツィー』や、ガイド一押しの、スタンディングコメディアンの伝記映画『レニー・ブルース』でも最高の演技を見せています。特に70年代の作品に秀作が揃っています。

とぼけた風貌からは想像できない演技派
第3位:ニコラス・ケイジ

リービング・ラスベガス
第68回アカデミー賞主演男優賞受賞作『リービング・ラスベガス』
1964年生まれで、叔父が映画監督のフランシス・フォード・コッポラです。1982年『初体験リッジモント・ハイ』で映画デビュー。

ワイルド・アット・ハート』、『フェイス/オフ』が代表作といえます。アカデミー受賞作品の『リービング・ラスベガス』は、ラスベガスで出会ったアルコール依存性のニコラス・ケイジと娼婦の束の間の恋を描いた作品で、アルコール依存症の鬼気迫る演技は圧巻!

ニコラス・ケイジが第3位というのは、今の映画ファンに馴染みの深い俳優の一人ということでしょう。


次ページは、第2位と第1位をご紹介します。
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