イギリス紳士とハンニバル・レクターの両極の魅力
第6位:アンソニー・ホプキンス
第64回アカデミー賞主演男優賞受賞作『羊たちの沈黙』 |
重厚な役作りにも定評があり『ハワーズ・エンド』、『日の名残り』といった秀作に多数出演、『ケロッグ博士』といったコミカルな役もこなします。
勿論、最も有名なのはアカデミー賞受賞作『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士ですね。紳士然とした雰囲気が怖さを増大したアタリ役!
黒人男優2人目の受賞者
第5位:デンゼル・ワシントン
第74回アカデミー賞主演男優賞受賞作『トレーニング・デイ』 |
正義感に燃えるいい人役が定着していたデンゼル・ワシントンが、悪人全開で演じた『トレーニング・デイ』でアカデミー賞を受賞したというのが面白いです。アカデミー賞俳優には幅広い演技が求められるのでしょうね。
大きな鼻の小さな巨人
第4位:ダスティン・ホフマン
『クレイマー、クレイマー』に次いで2度目の受賞作となった、第61回アカデミー賞主演男優賞受賞作『レインマン』 |
主演男優賞を受賞した『クレイマー、クレイマー』や『レインマン』を筆頭に『トッツィー』や、ガイド一押しの、スタンディングコメディアンの伝記映画『レニー・ブルース』でも最高の演技を見せています。特に70年代の作品に秀作が揃っています。
とぼけた風貌からは想像できない演技派
第3位:ニコラス・ケイジ
第68回アカデミー賞主演男優賞受賞作『リービング・ラスベガス』 |
『ワイルド・アット・ハート』、『フェイス/オフ』が代表作といえます。アカデミー受賞作品の『リービング・ラスベガス』は、ラスベガスで出会ったアルコール依存性のニコラス・ケイジと娼婦の束の間の恋を描いた作品で、アルコール依存症の鬼気迫る演技は圧巻!
ニコラス・ケイジが第3位というのは、今の映画ファンに馴染みの深い俳優の一人ということでしょう。
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