落語百科事典ともいえるマガジン構成
落語の世界を分かりやすく、なおかつ楽しく分かるマガジン構成は、まさに落語の百科事典 |
続いてはマガジンの構成についてお聞きしたいのですが、具体的にどういった構成になっているのですか?
嶋田:
内容はDVDに収録された演目についての詳しい解説、古典落語の歴史や往年の名人達の紹介等。分冊百科の弊社ならではの、落語の資料として末永く使っていただけるような構成となっています。
ガイド:
落語100選ということなので、100演目分の落語の資料や情報を提供するということは相当ボリュームがあって大変なのでは?
嶋田:
はい、でもマガジンの編集担当からは落語はすごく奥が深いので、いくらでも書くことがあると言われています。私どもは出版社ですので、マガジンにはかなり力を入れているんですよ。
ガイド:
落語ブームの中の一つの落語How to本というのではなく、落語百科事典としてずっと使えるようなものになりそうですね。
嶋田:
ええ、その辺はマガジン編集担当が様々な資料を集めて、マガジンを読んで落語の知識も増えるような構成を目指してますので、期待していてください。
隔週でこれから2年間、あなたの部屋が寄席になる
創刊号から50号(最終巻)までの応募券を集めて送るともれなくもらえる和風DVDラック:全部集めたくなる特典はデアゴスティーニならではのコレクション心をくすぐります |
製作に当たっての、大変なところや、喜びをお聞かせください。
嶋田:
実はもともと、私が落語に関してまったく知識がなかったんですよ(笑)落語初心者の私が、本当に手探りの状態で、企画を担当したので、出演される噺家さんとの交渉とか企画の主旨の説明は苦労しました。
毎日のように落語を聞いたり、落語の資料を調べたりして落語漬けの日々を送りました。でも、そのおかげで落語の奥深さに触れることもできましたし、落語が本当に好きになりました。
ガイド:
でも落語にあまり固定観念がない方が企画担当されたからこそ、誰にでも入りやすく面白い、斬新な企画になったと思います。出演者も協会や一門をだけでなく、東京や上方の枠を超えた形で登場するんですよね?
嶋田:
はい。『隔週刊 落語百選 DVDコレクション』のコンセプトである、古今東西の名作落語100選を揃え、全国各地の書店で発売されることを踏まえると、当然、上方落語は欠かせません。それに、あまり偏りがなく幅広い噺家さんに登場していただきたいと考えています。
ガイド:
最後に製作者サイドからこういう風に楽しんでほしいというものがありましたらお聞かせください。
嶋田:
落語をDVDで楽しんで、さらにマガジンで落語の知識も深めてもらえればと思います。DVDとしては手軽な価格設定(¥1490、初回はなんと¥790!)にいたしました。ぜひ、よろしくお願いします。
取材時に創刊号のサンプルをいただき、DVDを拝見しました。本当に画像がキレイで見やすい。さずが、『隔週刊 落語百選 DVDコレクション』のために撮り下ろしているだけあって、臨場感たっぷりで寄席や落語会に行っている気分に浸れました。
またDVDの出演者陣は現役バリバリの人気・実力噺家さん達ですので、この。『隔週刊 落語百選 DVDコレクション』をきっかけに、その出演者や落語を生で見に行ってみようと思う人が全国的に広まっていくような気がします。
今後の落語の楽しみ方や落語へのアプローチが変わる、斬新な企画となる『隔週刊 落語百選 DVDコレクション』で、隔週でこれから2年間、あなたの部屋を寄席小屋にして見てはいかがでしょうか?