落語/落語関連情報

彼女を落語に誘う(2ページ目)

硬派一徹をモットーに落語の記事を書いてきましたが、今回は下心満載の企画を紹介します。テーマはズバリ「落語でデート」です!

執筆者:清水 篤司

これが、出来ればかなりの寄席上級者

写真は曲ゴマのやなぎ南玉。舞台前でコマが渡る糸を持つお手伝いを即されたりします。
寄席には落語の合間に漫才、漫談、奇術(マジック)、太神楽、紙切り等といった色物と呼ばれる、芸人さん達が登場します。特に奇術、太神楽、紙切りといった芸人さんが登場したときは、あなたの腕の見せ所。

奇術や太神楽では必ず、会場のお客さんにお手伝いを促されますので、積極的に協力しましょう。舞台近くに出て行き、芸人のいうとおりに協力すればいいだけです。お手伝い終了後は、会場から大きな拍手がもらえるので、ちょっとした出演者気分が味わえます。

彼女にサプライズ・プレゼント

芸術ともいえる林家二楽師匠作の切絵。これを高座で数分で切ってしまう。なおかつもらえます。
さらに紙切りが登場したら、臨戦態勢に突入です。紙切りはお客さんの注文どおりのものを切ってくれ、それをお客さんがもらえるシステム。「それでは、ご注文がありますか?」と高座の紙切り芸人が聞いたら、間髪いれずに大きな声で注文をしましょう。

そのとき流行っているものを注文できると粋のですが、なかなか思いつくことはないので、紙切り定番の季節にあったものをリクエストするのが無難です。

例えば、お正月だったら「鏡餅」、春先であれば「お花見」、夏は「夏祭り」秋は「十五夜」冬は「大掃除」等。他に定番の「藤娘」」「歌舞伎役者」なんてものもあります。それと、「ドラえもん」「ピカチュー」「ゴジラ」「ミッキーマウス」など、誰でも知っているメジャーなキャラなら切ってくれます。

注文した紙切りを高座に出て行ってもらう時には芸人さんへのおひねりを忘れずに。必ず必要というわけではありませんが、そうしたほうが俄然、粋でカッコイイ(金額は気持ち程度で構いません)。

席に戻り、もらった紙切りは彼女にさりげなく渡します。きっとあなたを見る彼女の目が変わるはず(たぶん)ですし、寄席後の会話もきっと盛り上がることでしょう。

寄席がハネたら近所で一杯

寄席のプログラムやチラシスタンドには近所の飲食店の案内があります。
寄席を楽しんだら、ぜひ近所の飲食店で食事をしてはいかがでしょうか? 寄席の近辺の、オシャレなレストランやバーに行くのもいいですが、せっかく日本の伝統芸能を楽しんだのですから、和食を楽しみましょう。

またせっかく大衆演芸の落語を楽しんだのですから、大衆的な老舗の飲食店が数多くありますので、雰囲気を損なわないようなちょっと気軽に立ち寄れるお店に寄ってみてはいかがでしょうか?

先ほど、紹介したような寄席での楽しみ方をしていれば、話すネタはつきないはずです。彼女との楽しいひと時をお過ごしください。



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