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講談界のニューヒロイン、神田蘭に聞く(2ページ目)

今年、目出度く、二つ目昇進を果たした期待の若手美人講談師、神田蘭さんを紹介します。見た目麗しい、神田蘭の講談をお見逃しなく!

執筆者:清水 篤司

厳しくも充実した修行の日々

表情豊かに、身振り手振りをつけてハキハキと話す姿は、高座での清々しい様子と一緒でした
ガイド:実際に入門してからは、この世界はどうでしたか?辛いことも、ありましたか?

蘭:
正直、驚くほど厳しいとは思いませんでした。でも、やはりこの世界は男社会で、なおかつ前座時代は男女の差なく見習いの扱いですから、女性としての意識を忘れそうになりました(笑)。でも、前座時代は、楽屋仕事やもろもろの雑用がたくさんありましたから、辛さより、忙しさでいっぱいでした。

ガイド:
蘭さんは、今年、目出度く、二つ目に昇進しましたが、心境の変化などありますか?

蘭:
やはり、二つ目昇進はすごく嬉しかったです。自分では特に変わったという意識はありません。でも、二つ目になると着物が着れるようになるんですよ。

前座時代は女性は地味な小紋しか着られなかったのが、振袖や留袖など柄の綺麗な着物が着られるようなるんですよ。それが、一番嬉しかったですね。

売れっ子、講談師を目指して

見た目麗しい、神田蘭の高座は聞くだけでなく、見る楽しみも大いにあります
ガイド:それは、女性ならではの、喜びかもしれませんね。それでは、最後に今後、どのような講談師を目指しますか?

蘭:
まずは、色々な人に楽しんでももらえるような講談を披露したいです。一人でも多くのお客さんに、神田蘭を知ってもらいたいし、講談の面白さを知ってほしいと思ってます。それには、自分の芸を磨くだけではなく、どんな形でも目立つこと、売れることをしなければならないかと、思ってますね。

様々なことを経験することにより、芸の幅も広がると思いますので、講談世界に偏ることなく、色々なことにも挑戦してきたいですね。講談界をさらに面白くしてやろうという意気込みで、日々、芸に精進いくつもりです。

ガイド:
なるほど、今後もさらに攻めの姿勢でいくということですね。大変期待しております。本日は、ありがとうございました。

蘭:
こちらこそありがとうございました。




神田蘭さんは元は女優業をやっていただけあって、写真とおり見た目麗しい芸人さんでした(惚)。どの質問に対しても、ハッきりと丁寧にテキパキ答える様子は「小粋」という言葉がピッタリ当てはまる女性でした。

何時の世もブームを作るのは女性といわれています。これから、ひょっとしたら、落語ブームに続き講談ブームが来るかもしれません。今のうちに、お気に入りの若手講談師をみつけてはいかがでしょうか?


【関連リンク】
・講談界のニューヒロイン神田蘭公式サイト
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