『呉清源』張震＆監督来日インタビュー

実在する天才棋士＝呉清源(ごせいげん)の知られざる内面を、深い共感と尊敬を込めて映画化したのは『春の惑い』『青い凧』で知られる中国第５世代の巨匠、田壮壮監督。

ワダエミとの初コラボレーションにより、失われた日本の美を見事に再現、繊細かつ格調高い映像美を誕生させた。主演は＜東洋の美＞チャン・チェン。日中国交正常化35周年となる今年、心に刻み込みたい呉清源の生き方とは……。

「囲碁の神様」と呼ばれる中国・福建省出身の稀代の天才棋士、呉清源は1928年に14歳で日本に渡る。木谷實と共に速度とバランスを重視した「新布石法」を考案して発表したり、愛妻との出会い、など精神性に重きをおき静謐（せいひつ）に描く芸術作品です。

幸運にも田監督と、主演のチャン・チェンさん（1976年、台湾出身。『レッドクリフ』『百年恋歌』『2046』『グリーンデスティニー』）にお話を伺うことができましたので、ほぼノーカットでお届けします。

『呉清源　極みの棋譜』田壮壮監督インタビュー

『呉清源　極みの棋譜』チャン・チェンさんインタビュー