『ブラッド・ダイヤモンド』来日記者会見
エドワード・ズウィック監督
ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー
「『ブラッド・ダイヤモンド』の脚本を読んで感じたのは、脚本を執筆した人はアフリカで暮らしたことがあるのではないか?」と思うほど「リアルなアフリカ」が描写されていたという。 撮影中は、監督をはじめ映画会社、そして主演のレオナルドらの「期待に応えられていないんじゃないか?」と何度も不安にかられたという。そんな時に助けてくれたのは「レオナルド・ディカプリオだった」。また、監督からは「映画に登場するアフリカのヒーローとして世界にはばたく最初の人がジャイモン・フンスーだ」と賛辞を贈られていた。 紅一点のジェニファー・コネリー(『ビューティフル・マインド』)は、その役作りを監督が褒め称えた女性ジャーナリスト役で出演する。イェール大卒の才女だけに賢さがコメントに現れていた。マディという役を知るために「1999年シエラレオネに居た友人の女性ジャーナリストからいろいろ学びました。本当にくだらない質問もしました。例えば胸ポケットのペンは何本ぐらい?とか(笑)。ライカのカメラを持つことに決めたのは、演じたマディならライカを選ぶだろうと思ったからです」。劇中では、ジャーナリストという職業が抱えるジレンマをも見事に表現している。 今回は家族で来日しているという。つまり夫のポール・ベタニーも来日しているのか!と思うとわくわくするのだが、会見場では見つけられませんでした。 3人物を通しての目線で「ブラッド・ダイヤモンド」をめぐるアフリカの姿を描き、観客に問題点を提示する。こう書くと「小難しくて、疲れる映画かも」と思われがちだが、そんなことはない。そこはズウィック監督。2時間超える物語でも、一秒たりとも飽きさせないテンポで映し出してゆくエンタメ作にしている。本作はダイヤモンド購入を否定してはいない。人々の流血や密輸を背景にもつような「紛争ダイヤモンド」を手にしないように呼びかけている。「賢い消費者になって」とはジェニファーの言葉。 ※賢い消費者になりたい方は「コンフリクト・フリー」、「キンバリープロセス」と検索してみて! |
[The Blood Diamond] Tokyo Press Conference
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