『ブラッド・ダイヤモンド』来日記者会見
エドワード・ズウィック監督
ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー
まばゆい光を放ち、輝くダイヤモンド。その輝きに潜む闇の世界があった。『ラストサムライ』『グローリー』のエドワード・ズウィック監督がレオナルド・ディカプリオを主演に、社会派サスペンス映画『ブラッド・ダイヤモンド』を完成させた。 本役でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオ。彼のキャリア初期に見られた演技に対する情熱が再燃したかのように、徹底した役作りは見るものを圧倒する。 レオナルド・ディカプリオが演じるのは、ローデジア(現在のジンバブエ)出身で南アフリカで育った、軍人から傭兵に実を転じた男ダニー・アーチャーで、シエラレオネの反政府組織に武器を提供し、引き換えに手にしたダイヤモンドを密輸業者に流して生きている人物。それは往年の名画に見られるアンチ・ヒーローで「歴代の俳優たちがダークな面を見せるために好んで演じたタイプの役だ」とはズウィック監督の談。 会見では、アフリカで撮影したということから、撮影は困難だったのではないか?という質問が投げかけられると「撮影地の一つであるモザンビークは、過去20年の間、紛争地域でしたが、ここ8、9年は平和が保たれています。我々は、危険なことなどまったくありませんでした。本作の撮影によって同地へ4000万から5000万の経済効果をもたらせました」とエドワード・ズウィック監督は答える。 また、本作でアフリカを訪れたスタッフによるポケット・カンパから「ブラッド・ダイヤモンド・チャリティ基金」が発足。監督は配給のワーナー・ブラザースにも主旨を説明し、スタッフらによる寄付総額と同額の寄付を得たという。 |
『ブラッド・ダイヤモンド』
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