■10月22日[日]
審査員記者会見
-@六本木ヒルズ・タワーホール-午後3時、審査員記者会見が行われました。審査委員長のジャン=ピエール・ジュネ監督と審査員のガリン・ヌグロホ氏、柳町光男氏、工藤夕貴さん、マルコ・ミューレ氏が登壇。今朝からコンペティション部門の作品を観始めたそうで、本日は2本を鑑賞。審査にあたり、芸術性と娯楽性についての個々の考え、が多く聞かれました。「新しい価値観、新しい才能の芽をみつける場」(ガリン・ヌグロホ氏)。「若い監督らの羽ばたく場」(マルコ・ミューレ氏)。「東京オリジナルの魅力をだしてゆきたい」(工藤夕貴さん)。「芸術と娯楽に分けたがるが、いい映画の基準とは関係なくある」。といった言葉を聞き、「メンバーのコメントに同意しております」と受けたジャン=ピエール・ジュネ監督。それぞれ新たな才能の出現に期待を寄せていました。
※今年は、南もコンペティションの事前マスコミ試写に行けたので、15作品中9作を拝見しました。かなり面白い作品が揃っています。グランプリはどの作品に輝くのか、最終日が楽しみです。
『世界最速のインディアン』
ジョン・マンロー
-@TOHOシネマズ六本木ヒルズ-午後4時頃、特別招待作品『世界最速のインディアン』(ソニー・ピクチャーズ配給、2007年お正月第2弾ローショー)でアンソニー・ホプキンスが演じたバート・マンローのお孫さんであるジョン・マンロー氏のトークショーが行われました。バート氏には、実際は家族(妻:ご健在でニュージーランド在住、3人の娘と一人の息子)がいて、「孫が20人もいると世界中にいます。一人ぐらい日本に住んでいてもおかしくないでしょ」と日本在住なことを明かした。ジョン氏の父親が製作に関わっており、写真を元に正確につくられていったことへの驚きや、映画では描かれなかった部分などが聞けました。
会場には、バイク好きな方や、バート・マンローを知っているという人の姿も。バイク雑誌の記者が同型のヘルメットだと持参すると、フォトセッションでは小脇に抱えてくれました。ちなみにTシャツもインディアンです。※バート・マンロー氏はこの映画によって広く存在を知られ「モーターサイクル殿堂」入りをはたされました。
『ユメ十夜』(2007年お正月第2弾ロードショー)
-@TOHOシネマズ六本木ヒルズ-午後5時半、特別招待作品『ユメ十夜』(日活配給、2007年お正月第2弾ロードショー)の舞台あいさつが行われました。夏目漱石の原作10話を10人の監督が手がけるオムニバス映画。同夜の上映は9話(3話担当の清水崇監督はこれから撮影するため)の映画祭用の特別ヴァージョン。角田プロデューサー(実相時昭雄監督)【第一夜】/うじきつよし氏(市川崑監督)【第二夜】/清水崇監督【第三夜】/清水厚監督【第四夜】/豊島圭介監督【第五夜】/TOZAWA氏(松尾スズキ監督)【第六夜】/河原真明監督【第七夜】/藤岡弘、氏(山下敦弘監督)【第八夜】/緒川たまきさん(西川美和監督)【第九夜】/山口雄大監督【第十夜】総勢10名が登壇。
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