映画/映画関連情報

イ・ソンジェ[李誠宰]来日単独インタビュー(2ページ目)

5/27[土]~『デイジー』でジョンウ役を演じたイ・ソンジェ[李誠宰]氏に来日直撃インタビュー。特別な香りがする愛のように魅了されて出演したといいます。【来日写真掲載】

執筆者:南 樹里

『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー

『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー南:記者会見でも役作りに関して質問がありましたが、秘密を持ち待ちながら三角関係の恋に落ちるインターポールの刑事役ということで、演技派イ・ソンジェさんならではの役作りの秘訣を教えて下さい。

イ・ ソンジェ[李誠宰]:今回はキャスティングから撮影まで一週間しかなくて、自分のなかでの役作りがきちんとできないままで不安でした。でも新しい人物を演じるにあたって、重要なのは、内面で、外見よりも、ずっと内面を考えるよう努力をしました。今回に限らず、作品に必要とするならば、何かを身に付けることも大事ですよね。

イ・ ソンジェ[李誠宰]:撮影前にアンドリュー・ラウ監督に「どういう準備をしましょうか」と尋ねたら、「韓国の俳優はよくそういうことを質問してくるけれど、その人物になりきればいいじゃないか」とおっしゃいました。だからなりきる努力をしてこそ行動や言葉がキャラクターに近づくのではないかと思いました。とても長い説明になってしまいましたが、端的にいうと、その人の気持ちになること。キャラクターの感情の波長をみつけること。それは教えてもらうものでもなく、欲すれば生まれることでもない。常に役になりきり、片時も役から離れないようにしました。

⇒役作りは多く質問されると言いながら、これだけ丁寧に質問に答えてくださいました。

南:これまでは韓国の監督さん―特に新人監督さん―とのお仕事が多かったと思います。初めての海外のベテラン監督とのお仕事はいかがでしたか?

イ・ ソンジェ[李誠宰]:外国人の監督は初めて、期待と不安が半々でした。自分が感じた事が外国人の監督と一致するのか?監督の要求する演技ができるのか? と考えたわけですが、結果として、仕事を始めてみれば、韓国の監督、香港の監督も違いはないわけです。

南:劇中にもジヒョンさん演じるヘヨンに手作りキムチをプレゼントしたりしますが、オランダでの撮影にキムチを持参されましたか?韓国の俳優さんがよくそうおっしゃっているようなんですが……イ・ソンジェさんはいかがでしょう。

イ・ ソンジェ[李誠宰]:自分はキムチを持って行く事はないですね。どこの国に行ってもその国の食べ物を楽しみたいですし、自分の口に合うものが多いですから。

『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー南:では、ビールがお好きだそうですが、オランダでは何を召し上がって美味しいと思われましたか?

イ・ ソンジェ[李誠宰]:「ビール好き」に対して)えっ、誰がそんなことを?(ここで説明)。ビールは楽しんで飲むほうですが、大好きというわけではないので、誤解なさらないで下さいね(と、ファンの方にむけて)。今回はオランダで食べた「じゃがいものコロッケ」が美味しくて一番印象に残っています。オランダはオランダ料理といった特色がそれほど強くなくて、地中海に囲まれている国ですからスペイン料理を食べにも行きましたよ。ちょっと、しょっぱかったけど美味しかったですね。

南:今回はデイジーのお花が出会いをもたらすわけですが、個人的にはフリージアがお好きだそうですね。お花にまつわるエピソードを教えてくださいませんか。

イ・ ソンジェ[李誠宰]:デイジーの花言葉には「謙虚」があると聞いています。そうですねぇ……個人的にお祝いの時にさしあげる花束はバラの花が多いですね。ええ、わたしはフリージアが好きなんです。でも、フリージアの花束を僕にくれたのは男性でした。もしかして同性愛?なんて思ったりしちゃいました(笑)

『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー⇒と、さりげなーくジョークを交え笑わせてくれます。

南:以前、『アタック・ザ・ガスステーション』のPR来日の際は【笑いの天国のような作品】とおっしゃっていました。それでイ・ソンジェさんは、キャッチフレーズ作りがお上手だと感じました。今回の『デイジー』のキャッチフレーズは何が思い浮かびますか?

イ・ ソンジェ[李誠宰]: 少しだけ考えて)『デイジー』は、【謙虚な愛を描いた物語】だと思います。けっして外に出ることはないけれど秘めていて、他者に対する配慮・理解が溢れていて。自分を抑える。それはデイジーの花言葉「謙虚」につながるわけですね。

⇒と、作品にあわせてキッチリまとめてくれたところで写真撮影タイムに

 


『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー 『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー 『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー 『デイジー』イ・ソンジェ[李誠宰]氏インタビュー


『デイジー』来日記者会見「ヨロシクオネガイシマース!(とても流暢な日本語)」で登場。写真撮影にはいってからも驚くことに。先ほどまでの「誠実そのもの」な穏やかな雰囲気から一転して★☆スター☆★オーラを放出!! いやいや驚きました。記者会見の時とも全然違うのですから。

早速、「捜し回ったのですが、デイジーが売ってなくてコレで……」とインチキ・デイジーの造花を差し出すとニッコリ。これはどうです?と口にパクリと銜(くわ)えて下さるサービスっぷり。それだけでなく。こんなポーズ、こんな表情は?と次々に。最後に退出する南に(通訳さんに確認しながら)「また、会いましょう」と日本語で話しかけてくださいました。お気遣い本当に感謝しております。ペコリ。

『デイジー』
[DAISY] 韓国公開:2006年3月9日(初登場No.1)
2006年5月27日[土]~ 有楽座ほか全国ロードショー
プロデューサー:チョン・フンタク 監督:アンドリュー・ラウ[劉偉強]
脚本:クァク・ジェヨン[郭在容]
出演:チョン・ウソン[鄭雨盛]チョン・ジヒョン[全智賢]、イ・ソンジェ[李誠宰]ほか
2006年/韓国/2時間05分/東宝東和配給 日本語字幕:根本理恵
公式サイト:http://www.daisy-movie.com/

『デイジー』来日会見+インタビュー

【関連リンク】 韓流 華流 来日会見 インタビュー 恋愛/ラブストーリー クライム/犯罪

2006年注目映画へ

最近の来日会見レポはこちら

※著作権は撮影者・南樹里及びオールアバウトに帰属します。
※記事・画像の使用は、版権を有する映画配給会社等の許諾を得て掲載しています。
※記事・画像の使用・転載は、営利・非営利を問わず禁止です。
※リンクは、大歓迎です。詳細は右上の▲リンクをご覧下さい。
※(c)2006 i love cinema. All Rights Reserved.
※Photos(c) Julie Minami - All Rights Reserved. Use is restricted to this website in promotion of "DAISY" Photographs may not be copied for use elsewhere including other Internet sites without permission.

映画・来日・ニュース・イベント

この他の2006年5月公開の映画カレンダー

『デイジー』の上映時間を調べる

【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで洋画・邦画の DVD をチェック!楽天市場で洋画・邦画の DVD をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます