『ミュンヘン』エリック・バナ来日会見
久しぶりならぬ『トロイ』ぶり、2度目の来日のエリック・バナ。なにやら雰囲気―主に目つきが違う。会見中も演じていたアブナーと同じような、鋭い眼光を見せていた瞬間が多々あった。役柄の重さがまだ抜け切れていないと前夜に語ったそうだが、まさにそれを物語っている姿。だが、記者からの質問に対しては丁寧に答えていく。 本作『ミュンヘン』の監督は映画好きでなくとも、その名を知っているはずのスティーブン・スピルバーグ。監督自身はプロモーションを行わない!と言い、唯一、米雑誌に(本当の)独占インタビューを行っただけだ。その分キャスト陣は『ミュンヘン』のプロモーションで世界を飛び回っているとのことだが、日本に来てくれたのは暗殺団のリーダー、アブナーを演じた主演のエリック・バナだけだったというから、まさに『Welcome! Mr.エリック・バナ』なのだ。続報[2005/2/3]:世界のテレビ番組の中で唯一、TBS「筑紫哲也 NEWS23」の衛星回線を使って行われたインタビューに答え2月3日(金)23:30~放送された。 エリック・バナは早い段階でアブナー役のキャスティングが決まったので役作りに2年の準備期間があったこと。脚本の改稿段階でも、綿密な話し合いの機会がもてたこと、役者のアイデアをとりいえれくれたこと、などを語り、監督を褒め称えていた。スティーブン・スピルバーグは何度もリハーサルを重ねるタイプではない。というのも『最高の瞬間は一度きり、それを再現することはできない』と知っている、だからこそ、その瞬間を逃すまいと常にカメラを回し撮り続ける、とも。 15年前、22歳でテレビ番組に出演したのが俳優キャリアのはじまりというエリック・バナ。昨今、活躍目覚しく、賞レースに名を連ねるオーストラリア俳優陣―― ex.ラッセル・クロウ、ヒース・レジャーなども含め「オージー俳優の活躍の秘訣は?」の質問には「うーん、分からないな。でも強いて言えるとしたらオーストラリアのワインかな」と笑わせた。同郷のジェフリー・ラッシュとは普段は会うことがなかったけど、メルボルンとLAの移動飛行機が一緒になり、仲良くなれたようだ。 @パークハイアット東京 |
『ミュンヘン』 |
[MUNICH] Tokyo Press Conference
第78回アカデミー賞[5部門]ノミネート[2006/1/31]
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