『秘密のかけら』を観ました
秘密を抱えて生きる人は、いつか秘密に殺される。
『秘密のかけら』(2005)[Where the Truth Lies]セレブの私生活的な面を描く作品には『アニバーサリーの夜に』などがあるが、これはショウビズ界の裏側に潜むスキャンダルという名の秘密を追い求めた結果、むきだしになった人間の本性―スターの特権とそれに群がる連中の姿が次々と浮き彫りになるサスペンス…そして怖い結末が待っている。 <<1972年のロサンゼルス。一人のジャーナリスト(アリソン・ローマン)が追い求める15年前のある女性の死。そこに眠る真実とは…。 実在のデュオ(ディーン・マーティンとジェリー・ルイス[Dean Martin and Jerry Lewis]のことらしい)を元にヴィンスのキャラだけイギリス人に変えたのだそうです。そこで『真珠の耳飾りの少女』等のコリン・ファースが演じ、『エコーズ』 『コール』のケヴィン・ベーコンがラニーを演じているのでリアルです。ただ、いろいろな意味でカレン・オコナー役だけは他の人で見たかったな(演じたのは『ホワイト・オランダー』『ビッグ・フィッシュ』のアリソン・ローマン)。アトム・エゴヤン監督といえば、以前ご紹介した『アララトの聖母』の監督です。撮影・編集・美術ともに『アララトの聖母』と同じスタッフで本作を完成させている。そのスタイルはよく<パズルのような構成>と表現されますが、今回もジャーナリストの視点を通して、掘り起こされていくので楽しめると思います。[2005/10/14] |
『秘密のかけら』 (R-18) |
『秘密のかけら』アトム・エゴヤン監督来日会見
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