『ヴェニスの商人』を観ました

心に宿して美しいのは、憎しみよりやさしい愛。

『ヴェニスの商人』(2004)[THE MERCHANT OF VENICE]

『ヴェニスの商人』(2004)[THE MERCHANT OF VENICE]これがウィリアム・シェイクスピアの「ヴェニスの商人」の英語圏での初映画化(サイレント作品、テレビ作品を除く)なのだそうだ。『イル・ポスティーノ』のマイケル・ラドフォードが最高傑作には、最高のキャスト―アル・パチーノ、ジョセフ・ファインズ、ジェレミー・アイアンズで、と実際のヴェニスでロケを敢行。これこそ<芸術の秋>にふさわしい一本なのだ。

<<ヴェニスの豪商アントニオ(ジェレミー・アイアンズ)は親友バッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)の保証人になり、ユダヤ人の金貸しシャイロック(アル・パチーノ)の証文に判をついた。「約束の3ヶ月後にもし払えぬときは、保証人のその身から肉1ポンドを切らせる」という証文に。そしてアントニオの持船が難破したとの報が入る。シャイロックのねらいは、正義派アントニオの肉を切り、つもる恨みを晴らすことにあったのだ。やがて法廷が開かれる・・・。>>

シェイクスピアの書いた37の戯曲の中で最も人気が高く、日本でも最初に上演されたシェイクスピア劇として知られる『ヴェニスの商人』。1596年、ヨーロッパの貿易の中枢として栄えたこの運河の街ヴェニスで、土地を持つことを許されないユダヤ人たちは、ゲットーの中に隔離される生活を余儀なくされ、金貸し業(シャイロック)を営んでいた。ロマンチックなラブストーリーあり、スリリングな法廷劇あり、そして人権と復讐、偏見と友情をめぐるヒューマンドラマありーので、見ごたえタップリ。もしも原作を読んでない方がいらしたら、これは是非。復讐心にもえるシャイロックの気持ちが良く分かる描き方。確かに心に宿して美しいのは…。<慈悲>とは?なんてことも考えられるのでオススメします。ブラボー!!

ポーシャを演じたリン・コリンズは『50回目のファーストキス』や、このあと本作でも共演したジェレミー・アイアンズも出演する、韓国映画のリメイクでキアヌ・リーブス主演の『イルマーレ(原題)』にも出演する。[2005/8/2]

『ヴェニスの商人』(2004)[THE MERCHANT OF VENICE]

『ヴェニスの商人』
[The Merchant of Venice]
2005年10月29日[土]~ テアトルタイムズスクエアほか全国順次ロードショー
原作:ウィリアム・シェイクスピア 監督・脚本:マイケル・ラドフォード『イル・ポスティーノ』
出演:アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズ ほか
2004年
/アメリカ、イタリア、ルクセンブルグ、イギリス/2時間10分/アートポート配給
公式サイト:http://www.venice-shonin.net/

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