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『シンデレラマン』を観てきました
家族の幸せだけを願っていたら、いつの間にかアメリカの希望になっていた・・・
これは、そんな父親の物語です。
『シンデレラマン』(2005)[CINDERELLA MAN]
昨年のアカデミー賞作品『ミリオンダラー・ベイビー』が扱っているテーマとは、まったく違っていて、なおかつこちらは守るべき<家族>がある、ボクシングで糊口をしのぐ良きパパのお話。それも実在の人物っていうんだから気になる。その名は、ジム・ブラドック。この映画を見るまで、まったく知りませんでした。連敗時のラッセルの体型は、足腰がひょろひょろ。やっぱり本物のボクサー(体格で一目瞭然)が登場しており、比べちゃうんだけど、徐々に体型もそれらしく、なおかつ良い面構えを見せるのだ! <家族愛>が一番なんだけど、ボクシングシーンも長めに見せるので、後半あきちゃうかな?と、一瞬不安に。でも汗しながら見ちゃいました。手に汗じゃなく、一緒に闘っているみたいに。
<<1929年、大恐慌が全米を覆い尽くしていた。妻メイ(レネー・ゼルウィガー)と3人の子供を養うため、骨折を隠し闘っていたジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)。そのルール違反により、ライセンスを剥奪されてしまう。港の荷揚げの仕事で食いつなごうとするが、日雇いのために収入は安定しない。ほうぼうから借金をして、何とか家族で暮らしている。>> <<ところが長男が肉屋からサラミを万引きをしてしまう。母が問うても頑として答えない。が、父ジムには、「友達が親戚に引き取られた。僕もそうなるの?」と涙ながらに訴える。子供心を察し、「お前を誰にも預けたりはしない!約束する」と誓うジムだった。が、4ヶ月滞納し電気を止められてしまい、夫に黙って子供を親類に預けた妻。ジムは己のプライドを捨て、資金繰りに奔走した。>> <<時は過ぎ、ジョー・グールドが復帰ではなく<一戦限り>ということで250万ドルの試合の話を持ってきた。奇蹟の序章が訪れたのだ。>> 『シンデレラマン』を鑑賞された作家、角田光代さんのコメントには『品性に関する映画だと思う』、とあった。まさにその通りだと思う。ボキャ貧な南は、鑑賞中にはその言葉が見つからず、「Heart of Gold。人として…人に出会い。人としていかに生きるべきか。男なら闘うときがくる―身近な大切な人を守るために」と、ずーっと真剣に考えていました。現代にもジム・ブラドックのような<大黒柱>な父親が増えてくれれば、と心底思ってしまいます。これだけ愛情タップリに育てられたら。そして子供の話に耳を貸し、叱るべき時には、きちんと子どもにわかるように叱る、といった当たり前のことをできる父がいれば、と。そしてジョーのような相棒をもてる人になりたいもの。類は友を呼ぶ――人は希望なくしては生きてゆけない。それには身近な大切なもの守れる強さを。そのためには、自身の品性を養わねば!今こそ。[2005/7/15] 良き父親ぶりの、新たなラッセル!! 子役がキュートです。 |
『シンデレラマン』 |
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