『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』を観ました
『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』(2005) [FULLMETAL ALCHEMIST Conqueror of Shamballa]
昔から漫画やアニメから学ぶことも多いので、割と見る方。なのに「ハガレン」は※初。やだ!めちゃくちゃ楽しかった。テレビ版を見てないと楽しめないのでは?と思って、真剣に資料に目を通したのですが(←もちろん役立っている)、そんな心配は無用でした。それに大人でも楽しめる内容。物語がしっかりしていれば、大人にも受けると証明してくれる作品のひとつ。
※テレビアニメ版もコミックも『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』鑑賞時点では見ておりません。「ハガレン」デビューの方は、公式サイトに用語集など掲載されているので一読しておくのも手ですね。
まずは錬金とは何ぞや?物質を理解・分解・再構築によってほかの物質にかえる科学技術の一種のこと。錬成陣(↑の写真)に対象物を置き、両手で陣に触れることで術が発動する。ただし等価交換に則っていることから、何かを得るには同等の対価をはらうことになる。金と人間の練成は禁忌。主人公のエドは史上最年少で国家錬金術師資格試験にパスし、鋼の機械鎧[オートメイル=『錬金術世界』の義手・義足で神経につなぐ]を身につけたことから鋼[ハガネ]の錬金術師の称号を得ている。
この映画は、2001年に月刊少年ガンガンに掲載された「鋼の錬金術師」(荒川弘著)を原作(コミックは1500万部を突破!!)にもち、2003年にはテレビ放映された、ふたりの兄弟の成長と絆を描いた作品をベースに、完全オリジナルストーリーで作られている。テレビアニメのスタッフ&キャストはそのまま。新たに俳優、かとうかずこ[デートリンデ・エッカルト役]、小栗旬[アルフォンス・ハイデリヒ]・小栗了[?]の実弟兄出演、沢井美優[ノーア]が声の出演をしている。
<<舞台は、1923年11月のミュンヘン。第一次大戦後で敗戦しドイツではインフレが進行。引き離された兄エドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリック。兄は『現実世界』ミュンヘンで弟にソックリなアルフォンス・ハイデリヒのもとで、ロケット工学を学び始めた。不満を抱くものたちによるトゥーレ協会が暗躍しておりオカルトと科学の融合により理想郷<シャンバラ>への道を開き、単一民族国家形成を目指している。『錬金術世界』で暮らす弟のアルフォンスは4年間の記憶をなくし、錬金術の修行をやりなおしていた。『現実世界』と『錬金術世界』の扉が開かれしとき…魔術と錬金術が真っ向から対決する。>>
ウラニウム爆弾、物理学者に対する冷遇。国家に優遇されている錬金術。フリッツ・ラング監督の登場と名乗り方。ジプシーとロマの意味すること。国をもたない人々の扱われ方、その人たちが望むこと。エルリック兄弟の関係にはジーンとさせられるし、弟の登場は『こいつ、可愛い』と母性をも刺激する。
♪音楽ですが、大島ミチルさんが担当。なんと!レコーディングは海外で実施。そしてオープニングもエンディングソングもテレビアニメ同様の「L'arc~en~Ciel」が担当。
さーてと、それじゃコミックを読んでみよ~っと。(←しっかりハマッている)[2005/7/14]
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『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
[FULLMETAL ALCHEMIST Conqueror of Shamballa]
2005年7月23日[土]~丸の内プラゼール 他全国松竹・東急系にてロードショー
製作:「劇場版 鋼の錬金術師」製作委員会 監督:水島精二
2005年/日本/1時間45分/松竹配給
公式サイト:http://hagaren-movie.jp
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