『エクソシスト』は実話を元につくられた
【書籍】「エクソシストとの対話」 実は、1940年代にロビー・マンハイム(仮名)というアメリカに住む少年に対して行われた悪魔祓い(エクソシズム)がベースとなっている。その実話を再現した『エクソシスト トゥルーストーリー[Possessed](2000)』スティーヴン・E・デ・スーザ[Steven E. de Souza]監督作(劇場未公開でテレビ放映。)は、『エクソシスト』のような描き方ではないが、特筆するならボウダーン神父[Father Bowdern]を演じたのは、『007』の4代目ジェームズ・ボンド役でも知られるティモシー・ダルトン[Timothy Dalton]だということ。おまけに、悪魔とは? 前述のボウダーン神父のセリフによれば「オールドミック、ベルゼブル[Beelzebul]、ルシフェル、といった天上の神との戦いに敗れたのが悪魔だと聖書はいっている。」
『エクソシスト ビギニング』ストーリー
第二次大戦末期、ランケスター・メリン神父(ステラン・スカルスゲールド)は、悪魔の顔をかいま見た気がした。彼は、生まれ故郷のオランダで体験したナチスによる、おぞましい残虐行為を阻止出来なかった事を境にして神への信仰心を見失っていた。恐怖の記憶から逃れるべく故郷のオランダを捨て世界中を彷徨ってカイロに流れ着いた。そこで古美術収集家と名乗る男からケニアのトゥルカナ地方で発掘作業を行っているイギリスの考古学発掘隊に加わってくれと依頼される。
完成直後に埋められたかのように見えるビザンティン帝国時代の教会が発見されたのだ。古美術収集家は、教会内部に隠された古代の聖宝である小さな彫像をイギリス発掘隊よりも先に見つけ出し自分に渡して欲しいと要求。メリンはその話に興味を持ち依頼を引き受ける。発掘現場に到着したメリンは、理想に燃えた若い神父フランシス(ジェームズ・ダーシー)と、ユダヤ人医師のサラ・ノヴァック(イザベラ・スコルプコ)に出会う。さっそく教会を確認しにいくメリン、そこで不思議な事に予想を遙に超えた教会を目の当たりにする。そして…。
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