『リディック』ヴィン・ディーゼル来日会見
銀河系の刑法で超A級罪のお尋ね者、その報奨金は1500K(ドル換算で150万USドル)なR・B・リディック。
演ずるのは、『ピッチブラック』(2000)『ワイルド・スピード』(2001)『トリプルX』(2002)とアクションスターの地位を確立したヴィン・ディーゼル。
『ピッチブラック』の登場人物、リディックを主役にしたSFアクション『リディック』のPRのために7月29日に来日。
翌日30日にパークハイアット東京で来日会見を行いました。
この会見中、映画のコピー「これが宿命なら闘うしかない」と勇ましいイメージのヴィン・ディーゼルの素顔が…。
最初のご挨拶は「コンニチハ。ヴィン・ディーゼルデス。アリガトウ。」という日本語でした。
『ロード・オブ・ザ・リング』『マトリックス』『スター・ウォーズ』をも上回る製作費をかけたハリウッド超大作。
『ピッチブラック』の製作段階からデヴィッド・トゥーヒー監督は、この『リディック』想定していたそうだ。
5年の歳月かけたのには、訳がある。
「予想を裏切る」ために再現するのではなく変貌を望んでいたからだ。
だからこそ監督は、プロダクションチームに「見たことのあるデザインはボツ。」と命じた。
そしてカナダのバンクーバーに設定されたセットは約29,000平方メートル。
映画史上空前の巨大セットとなった。
このセットを見た演技派女優ジュディ・ディンチは、「息を呑むしかなかった。」という。
『リディック』は、100%オリジナル&続編も検討
ジュディ・ディンチの出演でピリっと引きしまるそのジュディ・ディンチは、なぜ、『リディック』に出演したのか?
それは主演以外に製作も務めたヴィン・ディーゼルの熱意によるものだと思われる。
なぜなら周囲が「無理だ」とか「やめておけ」と引き止めるにも関わらず、出演交渉のためにロンドンにのり込んだヴィン・ディーゼル。
通常のアプローチではダメだと考えて、「舞台出演中の彼女の楽屋のドアが開かなくなるほどの花を贈ったんだ(笑)」そして出演OKの返事をもらったという。
大女優でも花束に弱いのね…とも考えられるがヴィン・ディーゼルのキャラに惹かれたのもあるのではないかと思う。(短時間ながら会見でそう感じた)。
スーパー・ヒーローでもなく、原作があるわけじゃない、全くのオリジナルストーリーだからちゃんとした女優を起用したかったのだそう。
そしてジュディ・ディンチが演じるエアリオンは、「風」を操るが、それは占星術師であるヴィン・ディーゼルの実母がイメージされているのだった。
続編では、「他のエレメンツ「火」「水」「地」を取り入れたいと考えている」ようだ。
『リディック』ワールドプレミアの写真[About.com](英語)↑クリックすると拡大表示されます。映画・来日・ニュース・イベント2004年の夏休み映画をピックアップ
『映画』トップページへ戻る |