新作のアイデアは、「地雷撲滅」がテーマ
このところ毎日、引退(定年退職と表現されてた)を考えている。でも手元には、色々なプロジェクトが溜まってるそう。それにカンボジアに居る3日の間に新しいアイデアが生まれて「地雷撲滅」をテーマにした作品を来年の中旬ぐらいには…と語る。「世界に2億ぐらいの地雷があり、毎年、3000人超が犠牲に。なのに撤去した地雷は、たった20万。地雷の殺傷能力は100年ある」と。映画撮影以外は、チャリティー活動に時間を費やしているジャッキー・チェンらしいアイデアだ。そして『メダリオン』の劇中のように「スパー・パワー」を身に付けたら「すぐにカンボジアに行き地雷を全て撤去したい、あと戦争をなくしたり、より平和なるように」と語る。
「これまでの作品には、必ずテーマがある」と語るジャッキー・チェン。「いい人になりなさい」といっても子供たちは聞いてくれない。だから映画で「作品には必ずメッセージを含ませている」のだそう。いつもテーマ探しには、苦労するとも語る。
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次世代のアクション俳優、第2のジャッキー・チェンについて
香港でご子息が俳優デビューされた。そのことについて「息子は歌が得意なのになぜか誘われて映画に出演しちゃったんだよね。実は僕も友情出演しているんだけど、共演はないと思います。自力で歩いてほしいからね。転んだり、ぶつかったり、怪我をしたり、僕と同じ苦労を経験してほしい。少なくとも、お父さんがこれまでどれだけ苦労したか知って欲しいです。2年後ぐらいに歌手として共演ということはあるかもしれないです」と語る。
そして第2のジャッキー・チェンがまだ現れないので引退もできないのでは?との質問に対して「アクションは素晴らしくても、厳しい訓練、実践をつむ段階を経ていないから芝居の部分が力不足」。それは厳格な映画の訓練がなされていないから、私より素晴らしいアクションをする若手も、この世界から離れてしまうのだ。またアクション俳優の条件は「アクション監督になれるほどの素質、脚本をかく能力、悲劇、コメディ音楽のこともカメラのアングルにも詳しく、最も大事なのは、編集作業にも詳しいこと。こういった技術が身についているのは、サモ・ハン・キンポー監督と私だけでしょう」と微笑む。
⇒映画『花都大戦ツインズ★エフェクトII』[2005/7/14up!]
ジャッキー・チェン「♪Tokyo Saturday Night」で取材陣を喜ばせる
『ファースト・ミッション』海外版「ただサモ・ハン・キンポー監督より私が優れているのは、歌唱力さ」。と、ここでご自身の歌「♪Tokyo Saturday Night」を。(おー、生歌だ!アカペラだ。しかも歌詞は日本語)。この「♪Tokyo Saturday Night」は、映画『ファースト・ミッション』に挿入されている、1985年発売のアルバム「THE BOY'S LIFE」に収録。