『海猫』製作発表会見
2004年11月公開予定の『海猫』(配給:東映)の製作発表が6月3日に都内のホテルで行われました。『海猫』ストーリー
時は、1980年代の半ばの函館。ロシア人の父と日本人の母(三田佳子)をもつ、野田薫(伊東美咲)。彼女が峠を隔てた漁村南茅部(みなみかやべ)の漁師、赤城邦一(佐藤浩市)に嫁ぐ…これが物語の始まり。ひと目を惹かずにはいられない美貌ゆえ、函館での死活には息苦しさを感じていた薫。ある日、勤め先の信用金庫で出会った邦一の無骨でまっすぐな人柄に惹かれ…。赤木家の慣わし「昆布漁」に夫婦二人でいそしむ日々。ところが二人が祝言をあげた日から、海猫のような深い瞳に光を宿らせた薫を見つめる男がいた。それは邦一の弟、広次(仲村トオル)だった。邦一と薫には娘、美樹(ミムラ)も生まれた。だが…幸せに思えた家庭、夫婦の間には、何か、どこかかみ合わなくなっていた。慣れない漁村で孤独感を募らせる薫を支えたのは、広次だった。二人は…。
赤木邦一 | 邦一の実弟、広次 |
「俺に何でも任せておけばいい」「兄貴にあんたは守れねぇ」「一度だけ、あなたに抱かれに来ました」
セリフだけみてもなにやら「大人」な雰囲気あふるる作品のよう。しかも映画初主演の伊東美咲さんが「繊細に大胆に演じていきたい」と海猫のような光を目から放ちつつ意気込みを語る。原作に関しては三田佳子さんが「一気に読みました」と語る内容。
■スタッフ監督:森田芳光『失楽園』『39・刑法第三十九条』『模倣犯』 脚本:筒井ともみ『失楽園』『阿修羅のごとく』 音楽:大島ミチル 主題歌:MISIA「冬のエトランジェ」作詞作曲:TAKURO[GLAY]■キャスト伊東美咲『模倣犯』、仲村トオル『パープル・バタフライ』、ミムラ「ビギナー」、三田佳子『遠き落日』、佐藤浩市『壬生義士伝』[2004年/日本/2時間9分] 配給:東映 (C)2004『海猫』製作委員会 (R-15)