4月21日(水)新宿・東京厚生年金会館にて『キル・ビル Vol.2』のジャパンプレミアが行われ、観客にはシークレットでビックゲストが登場しました。あの「キル・ビル Vol.1」のメインテーマを楽曲提供した、布袋寅泰氏が「Battle Without Honor Or Humanity」を上映前のステージで生演奏♪。「キル・ビル Vol.1」の出演者「剣伎衆かむゐ」がそのバッグで舞うという演出。演奏後、布袋寅泰氏がインタビューにも応じて下さいました。
Q:楽曲提供について?タランティーノは皆が敬愛する監督だと思っているから、サントラの話が来たときはとても光栄だと思いました。ただ、この曲は「新・仁義なき戦い」(監督:坂本順治)のテーマ曲だったので、折角だから新しい曲を作って提供したいと申し出たが、タランティーノが「どうしてもこの曲がいい」ということで、自分から坂本監督に断りを入れた次第です。
Q:完成した映画をご覧になって?不思議な気分です。まず、Vol.1の時予告編を先に拝見したんです、そしたらテーマ曲として扱ってくれていて、本当に嬉しかったです。でも本編を観たら、使われているシーンが短かったのでびっくりしました(笑)。タランティーノと出会えたことだけで今度のアルバム「ELECTRIC SAMRAI」も日本&韓国同時発売、イギリスでも発売されたからね。ステキな出会いだったなと思っています。
このアルバム布袋氏初のギター・インスト集なんです。
Q:NEWアルバムの「ELECTRIC SAMRAI」好評ですね。タランティーノがこうして自分のギターのインストを使ってくれたことで、世界の人に自分の音楽を知ってもらう機会ができて感謝しています。なかなか日本ではギター1本でやっていくのが難しいですが、『キル・ビル』をチャンスに新しく出したギターのインストアルバムはおかげさまでロンドン、韓国で評判がよく、今後ロシア、イタリアからもオファーが来ている状況です。ロシアとの電話インタビューをつい先日も行いました。20数年のキャリアで今の自分のギターにも自信がありますし、ワールドツアーなんかもやりたいですね。自分の満足できる音楽をしっかり届けていきていたいと思ってます。世界を感じられるのは、ミュージシャン冥利。
Q:『キル・ビル Vol.1』をご覧になっての感想?自分は一度しか観ていませんが、友人の中には、Vol.1を5、6回観た人がいるほど。他と比べてどーとか比較する作品ではないし、オープニングからエンディングまでドキドキ、ハラハラ。何度観ても飽きない映画だと思います。ポップでアバンギャルドで、アナーキーなテイストが他にはない味わいになってると思います。
Q:『キル・ビル Vol.2』への期待?『キル・ビル Vol.2』は、これから観るので、(ジャパンプレミアの上映中に応じてくださったので…この日、布袋さんはご覧になれず…。)ゆっくりと楽しんで観ますよ。事前にVol.1と違う感じと聞いているので、期待したいのは、タランティーノらしい映画の王道としての色彩や音楽の使いかた。僕はユマ・サーマンがファイバリット・アクトレスなので、彼女が見れるだけでも楽しみです。早くみたいですね。
Q:奥さま(今井美樹さん)とご一緒に鑑賞に行かれますか?それはわかりませんね。彼女は意外と社会派なので、こういった映画はどうかなぁ。誘ってみます。
Q:今日の演奏について。今日の演出お客さんは全く知らなかったし、タランティーノがここに居てくれれば、もっと喜んでくれたでしょうね。クリエイティブの借りはクリエイティブで返すつもりでやりました。かむゐの方が横で刀の演舞をしていたのは、「危なくて危なくて、やぶさかじゃないなって感じ、"か弱い"布袋さんを…(笑)」。こういった形でコラボレーションできたのは非常に面白かったです。
Q:俳優として次作にオファーがきたら?嬉しいですねー。じゃぁ逆にタランティーノに歌でも歌ってもらおうかなぁ。タランティーノは同い年なので、バックボーンも似てるし、音楽もジャンルで聴いてきた世代じゃないんで…。押し付けがましい関係はいやですが、また何かで交流を深めていきたいと思っています。
千葉真一さん | 三池監督 |
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