そしてアメリカ、イギリス、オーストラリアの3ヵ所で行われたオープン・キャスティングで、何百人もの中からウェンディー役に抜擢された★レイチェル・ハード=ウッドは、1990年生まれ。『ピーター・パン』は、学校劇以外で初めての演技となる。登壇の際も肩をすくめた感じで、その初々しさとモデルのような…とくにスラリと伸びた足に目がいってしまう・・・。★レイチェル・ハード=ウッド「初めて日本に来ました素晴らしいところなので、興奮しています。」
それから最初はすべてCGで撮影しようと計画されていたティンカー・ベル。しかし、リアルなティンクを創り出すには、どうしても女優が必要だった。魅力いっぱいのティンカー・ベルを演じた■リュディヴィーヌ・サニエは、フランス出身。この会見中は、すべて英語でした。(時々、通訳の方に伝わってる?間違ってない?と確認する慎重派)。演技派の若手女優の豊かな表情にもご注目下さい。
■リュディヴィーヌ・サニエ「オハヨーゴザイマス(日本語)私だけ2日前に来日して、桜がとてもキレイでお花見をしました。またキディランドにも行って、それで分かったのが、こういうお店があるからこの国の子供たちは、大人になりたくないのは当然だなと思いました、まさに『ピーター・パン』の公開にピッタリの国ですね。二度目の来日を嬉しく思っています。」
テーブルの上の名札は、通常ご本人側には英字表記、取材陣側に日本語表記になっている。最近は、これに興味を抱く方が多い。この時もリュディヴィーヌ・サニエが通訳の小林さんにカタカナを尋ねている。後方、レイチェル・ハード=ウッドも混じって。
Q:原作上映から百年目の映画『ピーター・パン』に出演したことについて?Q:作品のイメージをこわさないよう気をつけた点を教えてください。
●ジェレミー・サンプター「長い間愛されてきた素晴らしい話で、年齢を問わず楽しめる話です。監督は最高の物、原作に忠実に大人になりたくない少年を描いています。」
「僕自身がピーター・パンなんです。全ての点で似ていて僕にピッタリ、でも飛ぶシーンや刀で闘うシーンは訓練をうけましたけど。でもやんちゃな、世界一カッコイイ少年ですから。それと監督からは、ロスト・ボーイズたちに対して威張っていいよと言われたのでその通りにしました。」
★レイチェル・ハード=ウッド「初めての映画出演ということだけでワクワクしました。興味深い色々な体験が出来ました。皆さんが期待をもっていらっしゃるでしょうし、それぞれが持っているウェンディーのイメージがあると思います。それを全て体現するというのは、無理なのであまり考えないようにして、楽しんで演じました。」
■リュディヴィーヌ・サニエ「珍しい体験で旅をした気分です。撮影地がオーストラリアでしたのでフランスから向うのは長い旅でした。それに製作にアメリカが関わっている作品ということで大きなチャンスでもありました。とにかく新しいもの、今まで見たことのないものにしたいなと思いました。ディズニーアニメやスピルバーグ監督といった作品もありますが、見ないようにして自分が子供の頃に思っていた"妖精とはこういうものに違いない!"というものをベストを尽くして演じました。」
最初は、緊張でカチカチのレイチェル | ジェレミーのある行動でリラックス。その行動とは?次のページに画像あり。 |
▼南の試写コメイギリスでの初演から100年を記念して今年は、ピーター・パンイヤーなのだそうな。少年のピーター・パンってだけで期待しちゃいますよね。あやうさ、ナイーブさを持っていて(撮影当時13歳っだったのに…)ナルシストっぽくもあって映画の魅力は高まっている思う。そのジェレミー・サンプターくんを小柄な少年だと勝手にイメージしていたら、育ち盛りで撮影中に8インチも身長が伸びたそうです。[情報源About.com]それだから来日会見の写真では、一番背が高かったですね。ネバーランドの住人、ロストボーイズは、将来が楽しみな美少年が多い(ポスト●●候補って感じ)…実は、ほとんどが演技未経験。監督が可愛く振る舞うように訓練された子役を選考ではずしたんですって…その分、俳優陣は舞台ができるベテラン俳優・女優揃いだから良いバランスです。ティンカー・ベルも、期待を裏切らない可愛さなので大満足。
●おまけ驚きは、海賊船のジョリー・ロジャー号。CG処理なのかと思ったら…装置も含めると90フィート(約27.5m)というスタジオに入るギリギリの大きさをセットデザイナーが創り上げたそう。それに特殊効果撮影用の船も造られた、20フィート(約6m)もあったという。また初演からの伝統を受け継ぎ、フック船長とダーリング氏の二役を演じるアイザックスは、イギリスの俳優。実は、フックの名前は[本当はフックとは言わない。なぜなら・・・答えは公式サイトにあり。*ヒント:キャスト]